井土 亜梨沙

フォーブス ジャパン コミュニティプロデューサー

1990年生まれ。一橋大学卒業。森ビル、ハフポスト日本版ブログエディター兼「Ladies Be Open」ディレクターを経て現職。

  • 「ジョン、プロフィールを女性に変えたら?」で見えた景色 差別はどうなくせるのか

    東京大学大学院の特任准教授が、自身のツイッターで「(自身の経営する会社では)中国人を採用しない」、「資本主義の文脈において、パフォーマンスの低い労働者は差別されてしかるべき」などと投稿していたことが発覚し、大きな問題となった。これに関して、東京大学は即座にホームページ上で謝罪している。しかし、このよ ...

  • 「生きる感覚」を鈍らせた40歳サラリーマンとフィンランドの出会い

    すれ違う彼の顔をみて、思わず振り返る。目が輝き、肌はみずみずしく、歩くステップも軽い。私と同じように驚きを隠せない周囲の人たちも、「Aさん、どうしたの?」と囁く。暗めな印象だった彼が、ひと皮むけたような明るい表情をしている。彼を変えたのは、フィンランドか、サウナか、それとも日常からの解放か。フィンラ ...

  • あぁ、痩せたい。人はなぜダイエットにハマるのか

    「痩せたい」、「かっこよくなりたい」、「見返したい」──。こんな思いで頭がいっぱいになり、ダイエットを思い立ったことはあるだろうか。ダイエットしなければ、と自分を追い詰めたことはあるだろうか。程度の差はあれ、きっと多くの人がうなずくはずだ。現代人の多くは息をするようにダイエットをしていると言っても過 ...

  • 男性の育休取得率は80% それでもフィンランドが解決すべき課題

    日本でもたびたび話題にあがる男性の育児休暇。女性の取得率に比べると、男性のそれはまだまだ低い。2018年度はわずか6.16%だった。年明けに妻である滝川クリステルさんの出産を控え、話題となっている、小泉進次郎環境大臣の育休取得についても、賛否両論が巻き起こった。一方、男性の育児休暇取得率が80%とい ...

  • 最高レベルの子育て政策も無駄? 急減するフィンランドの出生率

    厚生労働省が発表した人口動態統計によれば、2019年1月から7月の日本の出生数は前年同期比5.9%減の51万8590人で、今年の出生数は90万人割れする可能性が高く、予想していたよりも、少子化のスピードが加速している。同じように出生率の急激な低下に頭を悩ませている国がある。北欧のフィンランドだ。国連 ...

  • 3カ月で約900万の動画を削除 ユーチューブが「健全化」に本気

    世界で月間ログインユーザーが20億人、1日あたりの動画視聴時間は10億時間を超え、視聴回数は数十億回にのぼる。ユーチューブは、日本を含む91カ国以上、80言語で展開している。日本では、6200万人のユーザーに加えて、10万人以上のチャンネル登録者を抱える日本のクリエーターが2300人いる。Forbe ...

  • 男性の不妊は誰にでもありえる。映画「ヒキタさん! ご懐妊ですよ」が伝える、当たり前じゃない世界

    「不妊の約半分は男性に原因がある」世界保健機関(WHO)が出した調査結果だ。しかし、この現実はなかなか認知されることなく、不妊は女性側の問題としてだけ捉えられ、いまだにはじめは女性だけが治療に勤しむ、といったケースが後を絶たない。どうすれば、「不妊」に対するジェンダーバイアスは少なくなるのだろうか。 ...

  • 『ライフ・シフト 100年時代の人生戦略』の共著者に訪れた3つの変化とは

    取材会場に着くと、いきなり「スコットさんは少し遅れます」と連絡が入った。日本でも30万部を超えるベストセラーとなった『ライフ・シフト 100年時代の人生戦略』。この本を、リンダ・グラットンと共に執筆したアンドリュー・スコット。この日は、来日している彼へのインタビューだった。日本で出版されてから約3年 ...

  • 働く女性の70%以上が「結婚不要」と回答 その理由は? 

    「結婚しなくても幸せになれるこの時代に、私は、あなたと結婚したいのです」2年前、結婚情報誌ゼクシィのこんな広告コピーが話題になった。かつて誰もが結婚するのは当たり前と思われていた時代から、いまや結婚は「選択肢の一つ」にすぎないものとなってきている。2018年の婚姻率は、人口を1000人あたりで結婚し ...

  • 「歴史に埋もれてしまった女性たち」を現代によみがえらせた画期的な方法

    アメリカの教科書に載っている歴史上の人物の89%は男性だ。歴史は長い間、男性によって書かれ、男性のために書かれてきたといわれている。その当時活躍していたにもかかわらず、埋もれてしまった女性に再びスポットライトを当てるにはどうしたらいいのだろうか。歴史の教科書を作り直すのがベストな解決策だろう。しかし ...

  • カレーで知らない人と仲間になる 恵比寿「6curry」成功の理由

    会員制カレー「6curry」が個人投資家から数千万円の資金調達を実施したことを8月21日に発表した。6curryはサブスクリプションモデルのカレーブランドで、2018年9月、恵比寿に1号店を出店したばかりだ。会員数は300人を超え、日々満席状態。2号店となる渋谷の店のオープンに際し、8月22日に会員 ...

  • 【速報】吉本興業社長、記者会見で涙の謝罪「宮迫くん、田村亮くんが戻ってくれるならば、全力でサポートしたい」

    反社会的勢力から金銭を受け取っていたなどとして、雨上がり決死隊の宮迫博之が吉本興業から契約解除された問題で、吉本の岡本昭彦社長が、7月22日、東京都内で記者会見し、今回の一連の騒動についての報告と謝罪をした。岡本社長は、まず冒頭でファンや関係者への謝罪を述べてから「宮迫くんと田村亮くんにああいう記者 ...

  • 吉本興業の謝罪史 横山やすしから宮迫博之まで

    宮迫博之をはじめとするお笑い芸人による「闇営業」問題について、吉本興業の岡本昭彦社長が、7月22日、初めて公の場で語ることになった。吉本の芸人をめぐっては、これまでも不祥事が相次いでいた。決して他人事とはいえない、企業の不祥事への対応。まさに企業のコンプライアンスともいうべき問題がここには潜んでいる ...

  • フェイスブックの参院選投票キャンペーンは、若年層に訴求するか

    フェイスブックは、2012年に買収したインスタグラムとともに、7月21日に行われる参議院選挙に向けて、より多くの人に投票を促すキャンペーンを始めている。総務省の調査によれば20代の投票率は60代の投票率の約半分で、今回のキャンペーンでは特に若い人たちの投票率アップを狙っている。具体的には、フェイスブ ...

  • アディダスの最新トレーニングウェア、素材は海に捨てられたプラスチックごみ

    スポーツ用品を提供するアディダスが先日、最新のトレーニングウェアを発表した。そのウェアに使われている素材が意外だった。なんと、海沿いで拾われた「プラスチックごみ」だ。プラスチックごみの問題は年々深刻化しており、2048年までに魚よりも海中のプラスチック廃棄物のほうが多くなると予想されている。そこでア ...

  • 企業PRのための期間限定の社会貢献はアリなのか? 広告の本質を考える

    今年で66回目を迎える世界最大級の広告祭、カンヌライオンズが開催された。世界中のクリエイティビティを讃える祭典では、毎日授賞式が開かれ、27部門でそれぞれグランプリが決まる。2日目に発表された部門の一つ、インダストリークラフト部門。デジタルやフィルム以外のものづくりでに対して贈られる賞だ。そこでグラ ...

  • 「吉本興業はNPO法人になった方がいい」会長が語った胸中

    「井土さん、ちょっとタイに行って来てほしいんだけど」。上司からそんなメッセージが届いたのは、渡航する数日前だった。私は二つ返事で「行きます」と答えた。吉本興業がノーベル平和賞を受賞したバングラデシュの経済学者、ムハマド・ユヌスとソーシャルビジネスの事業をしている。ユヌスは、無担保少額融資のマイクロフ ...

  • ポーランドの人気ポルノ雑誌を、フェミニストが大量購入した理由

    ポーランドは長年悩まされてきた。埋まらない男女格差、間違った性教育の拡散、そして日常的に起こる性差別に。この国では伝統的な男尊女卑の価値観が、長い間女性を苦しめてきた。男女格差を数値化したジェンダーギャップ指数はEU諸国の平均を10ポイント下回り、男性たちはポルノから女性について学んでいると言われて ...

  • ユーチューブの「ハック」で聴覚障害者を救う 世界が認めたイノベーション

    家の中には様々な音が鳴り響く。ドアのチャイム、赤ちゃんの泣き声、お皿の割れる音、火災報知器の鳴り響く音…。これらの音は、私たちに対する何かのサインだ。チャイムが鳴れば玄関まで人を迎えにいき、赤ちゃんが泣けば問題はないか様子を見に行く。滅多にないが、火災報知器が鳴れば命の危険を察知して安 ...

  • 15個のタンポンを本の付録に。あるドイツ企業の訴え

    今年の10月に10%に引き上げられる日本の消費税。その2倍近くの消費税を支払わなくてはいけないのがドイツだ。ドイツの消費税率は基本的に19%と決まっている。「高い!」と思うかもしれないが、食品などの生活必需品は7%に下げられている。しかし、この「生活必需品」に含まれていないものに「生理用品」がある。 ...