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イーロン・マスク(Photo by Joe Raedle/Getty Images)

フォーブスは27日、2022年版の米国長者番付「フォーブス400」を発表した。株安が響き、番付に名を連ねた富豪400人の合計資産額は前年から減少し、番付に入るのに要した最低資産額も下がった。

フォーブス400はフォーブスが毎年まとめているもので、今回が41回目。各富豪の資産額は9月2日時点の株価をもとに算出している。

テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が資産額約2510億ドル(約36兆3000億円)で初のトップに立った。テスラの株価が前年の番付時点から11%上昇したことや、経営するもうひとつの企業で株式未公開のスペースXが新たな資金調達を行ったことなどが寄与し、資産額は605億ドルほど増加。昨年まで4年連続で1位だったアマゾン創業者のジェフ・ベゾスを抜いた。

1位のマスク以下、400位までの富豪の合計資産額は4兆ドル(約579兆円)で、過去最高だった昨年の4兆5000億ドルから縮小。2008年の金融危機をきっかけとする「グレート・リセッション」以降では初の減少となった。それでも、1982年の番付開始以降で2番目に大きな額となっている。

今年の番付に入るのに必要だった最低資産額は27億ドル(約3900億円)と、過去最高だった昨年の29億ドルより少なかった。この敷居が下がったのもグレート・リセッション後では初めてだ。

フォーブスのチェイス・ピーターソン=ウィゾーン副編集長(富裕層担当)は「富める者がいつもますます富むわけではない」と指摘。「多くの米国人と同様に、米国で最も裕福な400人も株式市場の低迷から影響を受けている。彼らの富は全体として1年前よりも11%減った。とはいえ、4兆ドルというその金額は(新型コロナウイルス感染症の)パンデミック(世界的大流行)前の2019年秋時点に比べると1兆ドル超多く、悪いわけではない」と述べている。

2022年版では新顔が20人いるほか、昨年脱落していたドナルド・トランプ前大統領ら再登場組も22人いる。一方、昨年ランク入りしていた人では、仮想通貨取引所ジェミナイ(Gemini)の共同創業者、キャメロン・ウィンクルボスとタイラー・ウィンクルボスら41人が圏外になった。

フォーブスは米長者番付の一環として、各富豪が慈善事業に投じてきた金額も調査している。今年番付入りした400人のうち、生涯寄付額が保有資産の20%を超えている人はわずか9人だ。全体の3分の1強はこの割合が1%に満たない。

2022年版フォーブス400の上位10人は以下のとおり(カッコ内は主な収入源となった事業)。完全なランキングは英語版サイトで公開されている。

1位 イーロン・マスク(テスラとスペースX)/2510億ドル
2位 ジェフ・ベゾス(アマゾン)/1510億ドル
3位 ビル・ゲイツ(マイクロソフト)1060億ドル
4位 ラリー・エリソン(ソフトウエア事業)/1010億ドル
5位 ウォーレン・バフェット(バークシャー・ハサウェイ)/970億ドル
6位 ラリー・ペイジ(グーグル)/930億ドル
7位 セルゲイ・ブリン(グーグル)/890億ドル
8位 スティーブ・バルマー(マイクロソフト)/830億ドル
9位 マイケル・ブルームバーグ(ブルームバーグ)/768億ドル
10位 ジム・ウォルトン(ウォルマート)/579億ドル

forbes.com 原文

編集=江戸伸禎

イーロン・マスク世界長者番付

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