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「トップ100」リスト作成の舞台裏を紹介したこちらの記事で、『Wine & Spirits(ワイン&スピリッツ)』の編集者で発行人のジョシュ・グリーンは「Top 100 Wineries of 2022」リストがどのように作成されるのか、そして過去35年間にわたり世界のトップワイナリーのインデックスを作成する中で気づいた一般的な傾向を語った。今回の記事では、グリーンが感じた、今年リスト作成時のサプライズ、彼と彼のチームが直面した新型コロナウイルス感染症関連の課題、そして炭素集約度の低いグローバルリストを作成する方法が説明されている。

──長年にわたる大きな流れについてお聞かせください。

JG(ジョシュ・グリーン):トップ100ワイナリーのリストの制作を35年間続けてきましたが、ワインの世界では実に多くの変化がありました。たとえば1987年当時には、オレゴン州でこれほど多くのピノ・ノワールを飲むことはできなかったでしょう。1987年の段階では、ハーシュ・ヴィンヤーズ(ソノマ)のブドウ畑はたったの2エーカー(約8094平方メートル)だった。ハーマン・ウィーマーはすでに(ニューヨーク州で)ワイナリーを経営していましたが、レヴィーンズ(同じくニューヨーク州)は当時は今のような形では存在していませんでした。

最大の変化は、この35年の間に、いかに多くの小さな職人的生産者が、国際的な流通と名声を獲得したかということです。それは今も続いていて、新しいものが次々に登場しています。多くの発展と、多くのスタイルの変化が起こりました。ナパバレーは、たとえば10年前に生産されていたワインを、5年後にも生産しているでしょうか?

──コルシカ島のクロ・カナレリ以外に、今年何かサプライズはありましたか?

JG:J・ロアーはサプライズだったといえるでしょう。カリフォルニア州のセントラルコーストの巨大な生産者で、今年も安定して良い結果を出してくれました。おもしろいし、うれしいサプライズでした。それに彼らのワインの多くは、とても手頃な価格なのです。

サリバン・ラザフォード・エステート(ナパ)、ハネス・サバティ(オーストリア)、プティ・エ・バジャン(シャンパーニュ)は新顔です。また、クロ・デ・フェ(ラングドック)、バサルティス(サントリーニ)、エデン・リフト(カリフォルニア・セントラルコースト)などがあります。ミュザール(レバノン)が入ったのはうれしいですね。

──ここ2〜3年、リストを制作する上で、新型コロナに関連した挑戦課題はありましたか?

JG:新型コロナを通じてさまざまな困難に直面しましたが、テイスティングプロジェクトは続けることができました。全員にリモートでテイスティングをしてもらっていたので、長い間本当に大変でした。サンプルを各人に送り、あるときはテイスターのためにボトリングを行い、またあるときはZoom(ズーム)通話で人といっしょにテイスティングを行いました。

翻訳=酒匂寛

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