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Forbes JAPAN Web編集部

打ち上げの瞬間(提供=Synspective)

小型衛星の開発や地表観測を手掛ける宇宙スタートアップ「Synspective(シンスペクティブ)」が9月16日の早朝、3号機目となる衛星を打ち上げ、軌道投入に成功した。

同社は、天候や時間帯に左右されず地表を観測できる「小型合成開口レーダー(SAR)衛星」を開発する。衛星からマイクロ波を地上に照射し、その反射波により約1メートル四方の解像度で地形や建物の形を可視化。取得データの解析や地盤沈下リスクの計測などを24時間365日観察できるのが特長だ。

2020年12月に初号機、2022年3月に2号機の打ち上げに成功、さらに同月にシリーズBとして119億円を調達するなど投資家からの期待も高い。

これまでの2機は技術実証を目的とした機体だったが、今回打ち上げたのは、同社初の商用実証機だという。

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CEOの新井元行(あらいもとゆき)は次のように話す。

「将来的な衛星の多数機生産や運用を見据え、本格的にビジネスを拡大するための実証機です。従来の衛星からバッテリーの改良とダウンリンク(衛星から地上局への通信)速度の高速化によって取得するデータ量を増やし、政府から民間までの幅広い顧客ニーズに対応できるようになります」

2023年中には、今回と同じ種類の機体をさらに4機を打ち上げ、合計6機とすることを目指す。さらに2026年頃にかけては、30機からなる衛星コンステレーション(人工衛星の通信網)の構築に挑むという。

関連記事:宇宙スタートアップ「シンスペクティブ」が119億円調達 衛星増産しアジアへ

文=露原直人

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