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I am a former university president who writes about higher education.


こうした取り組みが実を結んでいる兆しもある。米国国際教育研究所(IIE)が米国の559の教育機関を対象に行った最近の調査では、ほぼ3分の2(65%)の教育機関が2022〜2023年度の留学生からの入学申請数が増加したと報告している。

これは、1年前に増加したと報告した大学(43%)から増加しており、IIEが2020年に行った調査によると、報告した大学の52%が2020〜2021学年度の外国人出願が減少したと報告していたパンデミックの底値から回復しつつある可能性を示している。

このような有望な数字にもかかわらず、海外からの入学者数が完全に回復する見込みはまだ不透明だ。出願数と入学者数は別の問題である。ここでは、米国の大学が留学生数を増やすために直面する逆風をいくつか紹介する。

留学生の獲得競争は激化の一途をたどっている。米国は依然として留学生に最も人気のある留学先だが英国、フランス、カナダ、オーストラリア、アジアの教育機関は、留学生を招くための戦略を強化し、より成功を収めている。また、中国は自国の大学により多くの資金を投入し、自国の大学生をより多く確保することができるようになった。

米国留学はお金がかかる。米国の4年制大学は、他の国の大学よりも高い授業料と手数料が必要であり、多くの留学生は定額に近い金額を支払うだけでなく、非居住者として州内の学生の少なくとも2倍の費用を請求される。さらに保険料、住居費、食費、旅費、その他の費用も通常、米国では他の地域よりも高額だ。

世界的な高等教育検索プラットフォームであるEruderaは、米国の特定の都市や大学を含むいくつかの留学先の平均費用を試算し、米国の学校の費用が比較的高いことを明らかにした。

長年にわたる中国人留学生への過度な依存を補うのは困難だ。中国は数字を持っている。14億人の人口を抱え、高等教育への関心も高い彼らに取って代わるものを見つけるのは簡単ではない。米国の大学は、中国からの学生の損失を他の国に注力することで取り戻そうとすることはできるが、その失われた量を補うには長い時間がかかるだろう。

最後に、心理的な要因もあるだろう。米国人が大学の価値に対する信頼を失いつつあるように、米国の大学の質に対する国際的な懐疑論は、非常に残念な副作用であり、米国の高等教育の価値に対する「波及」したためらいが、米国の優位性に対するかつての世界的信頼に取って代わっているのかもしれない。

翻訳=上西 雄太

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