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大切なのは「モノの背景にあるストーリー」に共感できるかどうか


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長く愛用でき、デザインには普遍性がある──そんなモノ選びの基準は、仕事道具においても一貫している。

「仕事道具はジャンルごとに小分けして、収納していますね。身の回りを整理するのも好きなんですよ。こうして眺めてみると、小物においても長く使えるモノが好みなんだと実感します」

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デザインのトレンドに左右されないクラシックなモノは、概して耐久性も高いので長持ちする。

「だから、軽さよりはデザイン重視です。使っていて気分のアガるものがいいじゃないですか」

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「たとえばエルメスのメモロールは、特別なときに取り出してペンを走らせます。リフィルが高価なので、その意味でも特別なときだけ。でも、そのほうが書くという作業に真摯に向き合えると思っていて」

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「新調したいと思っているのは財布ですね。今はギャルソンのジップウォレットを使っていますが、キャッシュレスが進んでお札や小銭をあまり持ち歩かなくなってきたので、もっとコンパクトなものにしたいな、と。

財布の中身を整理整頓したいので、領収書入れは別で用意しています。ペーパー素材で、カジュアルに使えるところがいいんです」

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内装関係の打ち合わせで必需品と言えるメジャーやグローブなども、アノニマスなプロダクトながら、古久保さんのモノ選びの嗜好が色濃く反映されている。

「どれも個人的に愛着が持てるものばかりなので、自然と長い付き合いになっているのでしょうね。だから外見も中身も少々重いですけど、このバッグさえあればどこへ行っても困りません。自分にとってエッセンシャルなモノばかりが詰まっています」

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本業であるインテリアに関しても、古久保さんのセレクトするプロダクトはすべて、そのモノがデザインされた背景や裏側にあるストーリーがご自身の腑におちたものばかり。マルジェラのフォトグラファー向けのバッグのように。

結局はそれが「気に入るかどうか」のカギであり、ひいては「気分よく仕事が捗るかどうか」に繋がるのだから!

(この記事はOceansから転記しております。)

取材・文=礒村真介(100miler)写真=沼尾翔平

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