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オランダで芽吹く未来の種


ティピカをローンチしてから、小規模生産者と世界のロースターが繋がり、個性的で美味しい豆を提供する生産者には相応の対価が支払われている。ティピカを通したコーヒー生豆の取引価格は、国際価格の3倍〜30倍となり、それは、生産者が「もっと評価されたい」と頑張るモチベーションにもなっている。

創業時から世界を見据える


ティピカの特徴の一つに、創業時からグローバルで展開している点が挙げられる。オランダで起業し、日本・韓国・台湾に拠点を設置。今後はアメリカにも展開予定だ。流通額は、日本国内よりもグローバルの規模の方が大きい月もあるという。


アムステルダムオフィスのメンバー

今後の展望について、「2030年までにアラビカ種の33%がダイレクトトレードされる、世界一のコーヒーマーケットをつくることです」と後藤氏。長期的には、「ダイレクトトレードにより関わる人々の情熱を育み、生活を豊かにし、コーヒーをより美味しくサステナブルな飲み物にすること」を目指しているという。

誰かの苦しみの上に成り立つのではなく、関わる全ての人々をより幸福にする挑戦。ティピカの活動は、コーヒーに限らず、同様のビジネスモデルに苦しむ業界を変えるヒントになるのではないだろうか。

文=佐藤まり子

コーヒー
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