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「NuZee Inc.」社長兼・最高経営責任者 東田真輝(写真提供=NuZee)

日本の企業が世界に出るときに足りないものは何か。そのひとつが“クリエイティビティ”だとしたら、どうしたら乗り越えていけるのか。

Kitchen & Companyの中道大輔がナビゲートするPodcast「VISION TO THE FUTURE」とForbes JAPANがコラボレート。国内外で活躍する“視点”のあるゲストとともに、考え、発信していく。

8月1日配信は、日本生まれのドリップパックコーヒーでナスダック上場を果たした「NuZee Inc.」社長兼・最高経営責任者の東田真輝がゲスト。名古屋の金融業という家業から、いかにアメリカ、コーヒーにたどり着いたのか。その軌跡を聞いた。


中道:今回は、「NuZee Inc.」社長兼・最高経営責任者の東田真輝さんをお迎えしてお届けします。アメリカからZoomで参加して頂き、ありがとうございます。

まずは僕の方から簡単にプロフィールをご紹介します。東田さんは日本・韓国で金融業を携わった後、2012年に米国でNuZeeを創業。元々はニュージーランドから輸入をした水を販売する会社としてスタートしたものの、コーヒー消費大国のアメリカで、一杯ずつ入れる「ドリップバッグ」が販売されていない事に着目し、2015年から米国内でドリップバッグコーヒーの製造と販売を開始。

2020年6月にナスダックに上場し、現在は全米のコーヒーロースターやホテルを相手にドリップバッグとティーバッグ型の委託製造会社として展開されています。そして今年、アメリカ発祥のドリップ式のコーヒーブランド「DRIPKIT」を買収され、さらなる市場の拡大を狙っておられます。

上場の話は日本でも度々見聞きしておりますが、東田さんのここまでの経緯からお話を伺えたらと思います。元々は金融関係でいらっしゃったんですよね? どういう流れでアメリカに行き着いたのでしょうか。

東田:私のキャリアのスタートは仰る通り金融で、18から仕事をしています。父が金融業をやっていたのですが、私が18の時に脳梗塞で倒れて、長男なので家業を引き継ぐ流れになったんです。内容としては消費者金融、サラ金です。10年以上ずっと名古屋でサラ金をやっていました。

ただ当時、市場環境が非常に悪く、我々のような小さな会社では大手との顧客獲得競争は当然勝てないという様な状況に陥っていたのです。それを脱却するために、例えば飲食業に業種を変えるなど色々調べたのですが、やったことがないので自信がなくて。

アメリカか韓国で同じ様に金融をやりたい、やらないともう死んじゃう、というような状況になり、2002に韓国に進出しました。

日本で細々と金融をやりながら、韓国で同じビジネスモデルを展開し、ある程度形になった2010年に会社を売却し、次何かやるなら金融以外がいいと思って、一旦、ニュージーランドに家族で移民しました。「NuZee」については、そこから話が始まる感じです。

文=小谷紘友 編集=鈴木奈央

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