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スイスの大手チョコレート会社バリーカレボー(Barry Callebaut)は6月30日、世界最大のチョコレート工場として知られるベルギーのヴィーゼ工場でサルモネラ菌が検出され、生産を停止したと発表した。今年4月には、イタリアの菓子大手フェレロ(Ferrero)のチョコレート工場でもサルモネラ菌の混入が疑われる食中毒が発生し、世界中で300人以上が体調を崩していた。

バリーカレボーの声明によると、同社は27日にヴィース工場の生産ロットからサルモネラ菌が検出されたことを受けて、生産を停止した。同社は、ベルギーの食品当局(FAVV)にこの件を報告し、27日以降に製造されたすべての製品の出荷を停止したという。

バリーカレボーはまた、問題の製品を購入した可能性のある顧客に連絡を取っていると声明で述べている。同社の専門家チームは、すべてのチョコレート製造に使用されている添加物のレシチンが汚染源であることを突き止めており、調査が完了し、製造ラインが洗浄・消毒された後に生産を再開する予定だと述べている。

チューリッヒのスイス証券取引所に上場しているバリー・カレボーの株価は、30日午後の取引で2.67%下落した。

バリーカレボーのウェブサイトによると、同社のチョコレートは、食品・飲料メーカーやベーカリー、ホテル、レストランなどで使用されている。同社は昨年、米国のチョコレートメーカーのハーシーとの供給契約の延長を発表したが、ヴィース工場がハーシーの製品を製造していたかどうかは明らかになっていない。

今年4月には、ベルギーのフェレロの工場で製造されたキンダーチョコレートエッグを食べた16カ国の369人(ほとんどが子供)がサルモネラ菌に感染していた。フェレロはその後、ベルギー当局に工場の閉鎖を命じられていた。

同社はその後、キンダー社の一部の製品を米国市場から回収すると発表していた。アルロンにあるフェレロの工場は、今月初めに、原材料と製品が食品安全基準を満たしているかどうかを綿密に監視するなどの厳しい条件のもとで、再開が許可された。

編集=上田裕資

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