(左から)GoGoVanの共同設立者であるリーブ・クワン・チュンマン、ニック・タン・クエンワイ、スティーブン・ラム・ホイユン(Photo by PAUL YEUNG/South China Morning Post via Getty Images)

香港を拠点とする物流系スタートアップのGogoX(ゴーゴーエックス)が6月24日、香港市場に上場した。株価はIPO価格から22%下落し、同社の時価総額は13億ドル(約1770億円)となった。

かつてGogoVanの名称で知られた同社は、IPOで8500万ドルを調達し、ユーザーベースの拡大やブランド認知度の向上、海外での物流関連の投資や買収を活発化させる予定という。

2013年設立のGogoXは、オンデマンド配送サービスのプラットフォームとして2760万人の荷主と520万人のドライバーをつなげている。香港や中国本土、シンガポール、韓国、インドの340以上の都市で事業を展開中の同社の2020年の売上高は前年比25%増の6億6090万元(約134億円)だったが、損失も約33%増の約8億7290万元に膨らんでいた。

GogoXの競合の物流スタートアップ、Lalamoveも株式公開を計画中と報じられている。コンサルティング会社フロスト&サリバンの調査によると、香港での市場シェアはLalamoveが18.5%、GogoXが約50.9%とされている。しかし、中国本土ではLalamoveが52.8%のシェアで市場のトップに立ち、GogoXのシェアは3.2%とされている。

香港では、整備された交通網とインフラを背景にGogoXやLalamove、さらにCALL4VANやZeekなどの物流スタートアップが急成長を遂げている。

香港貿易発展局によると、貿易と物流産業は2019年の香港のGDPの19.8%を占め、67万3700人の雇用を生み出していた。この分野は、観光や金融サービスなどと並ぶ香港の4大産業のうちの1つとされている。

編集=上田裕資

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