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最先端の経済誌「Forbes JAPAN」の記事紹介




フレックスポートは現在、年内に開始する新しいフリーミアム型サービスのテストを行っている。貨物輸送の契約がないユーザーにも、可視化ツールや二酸化炭素排出量の追跡機能、メッセージ機能を無料で提供するのだ。

加えて、優先度の高い商品を見極め、それを輸送手配システム上の「物流版相乗り専用レーン」に乗せ、通常より迅速に輸送するフルフィルメント製品も開発する予定だ。

アンドリーセン・ホロウィッツを代表してフレックスポートの最新の資金調達ラウンドを共同主導したデイビッド・ジョージは断言する。

「フレックスポートは間違いなく、この領域の次世代の勝者です」

懐疑派はいまも少なくない。フレックスポート以外が勝利する可能性も論じられている。だが、ピーターセンもそろそろ中傷には慣れてきている。

「私は業界ではピエロ扱いです。でも、彼らが私たちの競合にならなければ、それでいいんです」


フレックスポート◎米カリフォルニア州サンフランシスコに本社を置く、デジタル物流フォワーダー。ライアン・ピーターセンが2014年に創業した。自社で開発したソフトウェアを通じて貨物輸送を利用する顧客の供給網の分析・最適化、通関手続きの自動化サービスを提供。顧客の業務を効率化し、二酸化炭素排出量のオフセットサービスも行っている。

ライアン・ピーターセン◎米国メリーランド州ベセスダ出身。起業家一家で育つ。カリフォルニア大学バークレー校で経済学を学び、その後、コロンビア大学でMBA取得。兄と中国雑貨の輸入販売をした経験から、貨物船輸送に興味をもち、ビジネスのアイデアを得た。スタートアップ養成で知られるYコンビネータでポール・グレアムの指導を直接受けた。

文=アレックス・コンラッド 写真=ジャメル・トッピン 翻訳=木村理恵 編集=森裕子

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