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新型コロナウイルスのオミクロン株派生型が広がり続ける中、世界各国政府と航空会社はアフターコロナの航空産業に向けて前進している。まだ感染が続き、長期的な健康への影響が懸念されるものの、航空移動の制限はほぼ終了している。

パンデミックは、航空業界全体をほぼ壊滅させた。おそらく、新型コロナは現代社会に降りかかる最後の危険な病原体ではないだろう。別の病原体が発生した場合、我々はどのようにして飛行機での旅を安全で適応できるものにすることができるのだろうか。本稿では、新型コロナ後の世界における航空トラベルの未来について考察する。

米科学・工学・医学アカデミーが最近発表した報告書「新型コロナ時代のフライト」は、パンデミックにおける航空会社の現状と将来について再び詳細な評価を示している。著者らは、今後直面しそうな課題と、それにどう立ち向かうかを分析している。

ほとんどのモデルで、航空輸送量はオミクロン株のピークからおよそ2年後の2024年初頭、あるいは2023年後半にパンデミック前の水準に達すると予測している。特に海外旅行は需要が供給を上回るため、価格は着実に上昇する。

米国を拠点とする航空会社のフライト利用時に課されているテスト要件が撤廃されれば、需要は加速度的に増える。一部の旅行者にとっての大きな懸念は、海外旅行に行って異国の地で新型コロナに感染することだ。規制が緩和されれば、こうした顧客層はおそらく早ければ2022年夏には旅行に行くだろう。

マスクをさほど着用せずに何億人もの人々が空の旅に戻る中、新型コロナがまだ流行している間に航空会社が需要に追いつくためにコントロールしなければならない要素が2つある。

1つ目は、航空会社の乗務員の健康と安全だ。飛行機はパイロット2人と全乗務員がそろわなければ飛べない。このハードな職業は賃金が見合うものでないことが多いため、すでにパイロットの人手不足は深刻だ。パイロットやスタッフが新型コロナ感染のために1〜2週間もいなくなれば、遅延や欠航といった影響も出てくる。

ほとんどの航空会社がマスク着用とワクチン接種を任意としているが、すべてのスタッフがN95マスクとビニール手袋の使用を継続し、まだであればワクチン接種を済ませることを強く勧める。

翻訳=溝口慈子

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