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LegalForce代表の角田望氏

契約書管理システムを提供するLegalForce(リーガルフォース)は6月23日、シリーズDラウンドとして約137億円の資金調達を行ったと発表した。

SoftBank Vision Fund 2をリード投資家とし、Sequoia China、Goldman Sachs、既存投資家であるWiL、LLC、みずほキャピタル、三菱UFJキャピタルなどが引受先。

今回の資金調達で、同社の累計調達額は約179億円となる。

LegalForceは2017年に創業し、2019年にはリスク可能性がある条文を検出・予防できる契約審査プラットフォーム「LegalForce」を正式リリース。また、「LegalForceキャビネ」はAIがタイトルや契約当事者名、契約期限などの情報を自動で読み取り、台帳を作成してくれる契約管理システムで、2021年1月にリリースされている。

今回調達する資金は、採用やプロダクトの開発、営業体制の強化、新事業などに充てる見通しだ。

2023年、海外へ


23日に行われた記者会見では、アメリカを中心とした海外進出を進めることも明らかにした。

LegalForce代表の角田望氏は、その展望を次のように語った。

「資金調達額では、世界のリーガルテック企業に肩を並べることができたと思っています。私たちのミッションである、『全ての契約リスクを制御可能にする』を実現するため、海外戦略は避けて通れません。日本発のリーガルテックを世界に問うていくことをやっていきたいと考えています」

英語圏ではすでに1000社を超えるリーガルテック企業が存在しているが、角田氏によると、まだまだ黎明期であり、可能性があるという。特に同社が提供している「LegalForce」と同様のサービスは海外でもまだ見当たらないため、大きなチャンスがある。


LegalForceの発表資料からキャプチャ

最後に、今後の海外進出の目標として、2023年3月までに市場調査を完了し、初期プロダクトの投入を開始することが明言された。

「既存のプロダクトをそのまま英語に翻訳して出すのではなく、アメリカのマーケットや契約実務にフィットさせる必要があるため、しっかりと市場調査から行いたいと思っています」

文=江連良介 編集=露原直人

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