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世界38カ国、800万人が愛読する経済誌の日本版

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15万部のヒットセラー『世界最高の話し方』(東洋経済新報社)著者、岡本純子氏。コミュニケーション戦略研究家として1000人以上の社長や企業幹部の話し方を変えてきたエグゼクティブ・スピーチコーチでもある氏が、今度は『世界最高の雑談力』を上梓した。

かつてNYで自らコミュニケーション修業を積み、体得した「雑談術」が披瀝された同書から抜粋して紹介する。「伝説の家庭教師」が伝授する「人生最強の武器」、雑談術とは一体どんなものなのか。


「話八分目」、相手の言葉を引き出す会話術


雑談では、ただ話しているだけでも聞いているだけでもダメ。開始から5分以内に、必ず、「どんな」「どう」「どこ」など「ど」の質問をするのが鉄板ルールになります。

とはいえ、こちらから質問攻めにしては、相手に威圧感を与えてしまいますよね。「ど」真ん中の直球質問を立て続けに投げてばかりでは、話が一方的になり、続けにくいものです。

なので「変化球」を交ぜ、上手にキャッチボールをしていきましょう。

ハーバード・ビジネス・スクールの研究によると、質問の種類は次の「4つのモード」に分けられるそうです

1.「調子はどうですか?」「元気ですか?」などの「導入質問」

2.言われたことと同じ内容をオウム返しで聞く「聞き返し質問」

3.相手の答えをさらに深掘りする「フォローアップ質問」

4.話題を変える「ギアチェンジ質問」


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あなた
どんな趣味をお持ちなんですか?(導入質問)

相 手 
温泉マニアなんですよ。

あなた 
へえ、温泉なんですか。(聞き返し質問)
    
いいですよね〜。どの温泉がおすすめですか?(フォローアップ質問)

相 手 
私はぬるくて、トロトロという「ヌルトロ湯」が大好きなんですが、鹿児島の紫尾温泉って、よかったですねえ。なんと神社の地下から湧き出ているから、「神の湯」って言われるんですよ。

あなた 
「神の湯!」それは、身体によさそう! どうやって情報収集するんですか。(ギアチェンジ質問)

相 手 
ひたすら検索ですね。あとは旅好きな人の口コミも。

あなた 
旅といえば、この前私も……。(自分の話)

──────

どうですか?

これなら、永遠に続けられそうですよね。

こんな具合に「球種」を少しずつ変えながら、質問攻めにならない程度に、

「質問→聞く→質問→聞く→時々自分の話をする」というサイクルを回す。

話す量を、話したい量の8割ぐらいに押しとどめる 「話八分目」 で、

結果的に、話す量が「相手6:自分4」ぐらいという格好で収められれば大成功。

私のまわりの優秀な社長や政治家は、みなさんこれが上手にできています。

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