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Analyzing tech stocks through the prism of cultural change.


テスラは2021年に、米国内で19万7517台を販売した。これに対して、同年のフォードのEV販売実績はわずか9216台、GMも3万6325台にすぎない。しかも、テスラのEVの平均価格は、これらのメーカーと比べて非常に高価だ。

テスラは、技術面でまったくぬかりがない。

同社のEVは、旧態依然とした自動車部品のサプライチェーンによる過去の遺産の制約を受けていない。ソフトウェアも社内で開発されており、サードパーティーのソフトの寄せ集めではない。また、比較的若い会社ではあるが、テスラはこのセクターで最も垂直統合が進んだ企業でもある。その結果として、同社は27.1%という、業界平均のほぼ3倍に相当する粗利益率を叩き出している。

今後の動向を見ても、テスラがこのセクターで圧倒的なシェアを獲得するのに最適なポジションにいることは言うまでもないだろう。同社の株価が急上昇し、時価総額が6700億ドルに達するなかで、テスラの株主も恩恵を受けている。一方、フォードやGMを見ると、どちらも時価総額は470億ドル程度だ。

程度の差こそあれ、フォードとGMの強みは、過去から受け継いだサプライチェーンだ。一方で、バッテリーや電子部品、そしてソフトウェア・エンジニアリングを手がける人材の調達には苦戦している。一方のテスラは、その巨大な規模と最先端の技術によって、これらのカテゴリーで圧倒的な強さを見せている。

ユニバーサムが2020年に実施した調査によると、米国の工学系の学部を卒業した大学生のあいだでは、就職先としてテスラが一番人気だったという。テスラは、この調査でトップ10入りした唯一の自動車メーカーで、他にはスペースX、ロッキード・マーチン、アルファベット、ボーイング、NASA、アップルなどが名を連ねていた。

テスラの株価は、2021年11月に1200ドルの節目を難なく突破したものの、その後は落ち着かない状態が続いている。6月14日の終値である662ドルでも、予想PERで41.5倍、PSR(株価売上高倍率)で10.7倍という水準にある。

翻訳=長谷睦/ガリレオ

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