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受賞を逃した残る4社のピッチも、次世代起業家たちのポテンシャルを十分に見せつける内容となった。

Teatis 高頭博志 糖尿病患者向けパーソナライズフードサービス


Teatis CEO 高頭博志
Teatis CEO 高頭博志

ヘルスケアと食の分断されたサプライチェーンを繋ぎ、疾患を持つ患者の食生活を変革することをミッションに掲げる。現在、米国に約1.2億人いるとされる糖尿病患者と同疾患予備軍を対象に、最適な栄養データを持つ商品をセレクトするフードデリバリーサービスを提供している。栄養指導、商品レコメンド、配送などをパッケージにし、パーソナライズされたサービスを実現することで、疾患を抱える患者の課題解決を目指す。

現在、サブスクリプションによるBtoCモデルと、米国で契約している販売代理パートナーを通じたBtoBtoCモデルで新規獲得コストを抑え販路を拡大している。パートナーが抱える顧客数は170万人を超えており、糖尿病だけでなく、慢性腎臓病、高血圧など他の疾患を抱えた患者にもサービスを拡大していく計画だ。

Habitat 北村功太 店舗の収益最大化を支援するOMOツール


Habitat 代表 北村功太
Habitat 代表 北村功太

実店舗のDXサポート企業。自社でオフライン店舗事業を展開する傍ら、そこで吸い上げたデータをベースにOMOツールを開発し各店舗に提供している。オフライン事業においては、顧客の利用データを精密に収集できる設備を完備した、“絶対に混雑しないラグジャリーサウナ”をオープン予定。同施設などを通じて得たデータやツールを事業者に提供しOMOを一気通貫でサポートする。

Habitatでは今後、大型公衆浴場だけでなく、銭湯やホテル付の施設なども重要なクライアントとして想定。プロデュース費用などに加え、ツールの中に含まれた決済機能から生じる、売り上げの10%を収益として得るコミッションモデルを採用する。

forest 湯原伸悟 EC事業者を買収・統合するアグリゲーター


Forest 代表 湯原伸悟
forest 代表 湯原伸悟

日本の想像力とモノづくりの力を、ビジネスとテクノロジーで世界に広げることをミッションに掲げる。同社では拡大しつつもまだ未成熟な日本のEC市場とそのエコシステムにフォーカス。有力な小規模事業者を買収し、商品設計、ブランディング、マーケティング、サプライチェーンの確保などあらゆるサポートを行うアグリゲータービジネスを展開する。データを使用した戦略構築や、越境EC、ローカライズなどグローバル展開に特化した強みを発揮して事業成長を目指す。

今後は「プロダクト自体にサステナビリティがある」、「広告業に頼ってないビジネスモデル」、「自社規格品を開発している」などの条件を揃えた企業・ブランド・小規模事業者を中心に買収・収益化を目指すとしている。

Beatrust 原邦雄 人材の能力可視化・連携を促進するツール


Beatrust CEO 原邦雄
Beatrust CEO 原邦雄

人々の経験や強みを可視化し、自由に繋がり共創・協業できる環境をつくるというミッションを掲げ、企業内における社員間の自主的な連携やイノベーション型組織の実現を後押しするデジタルプラットフォームを開発。個々人の能力・スキルを可視化し、それらをタグやAIを活用して検索できる機能「Beatrust People」や、プロファイル情報をベースに必要なスキルや経験を持つ社員同士をマッチングするQ&Aシステム「Beatrust Ask」が実装されている。

2021年のプロダクトリリース以来、現在までに1万5000人以上がサービスに登録。主要クライアントはAGC、LION、コニカミノルタなど。研究開発本部、営業本部、新規事業開発本部の組織横断的なコラボレーションツールとして活用されている。

Forbes JAPANのファウンダーである高野真は、「今年4回目となるが毎年クオリティーが上がってきている。チーム編成や個人の経歴・資質においてはグローバル感覚を、また一様に社会課題解決に向き合う高い視座の双方を持ち合わせた起業家が増えていることが今年の特徴だ」とコメントしイベントを締めくくった。

なお、イベントのアーカイブはForbes JAPANのYouTubeアカウント上で配信中。フルで視聴したい方はこちら

文=河鐘基(Forbes JAPAN オフィシャルコラムニスト) 編集=露原直人 撮影=小田駿一

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