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5月17日、国内の中堅・中小企業を中心に年間5,000社以上のコンサルティング事業を展開している船井総合研究所が「グレートカンパニーアワード2022」の授賞セレモニーを開催した。グレートカンパニーとは何か。どのような企業がグレートカンパニーの栄誉に輝いたのか。そして、輝ける企業に共通するストロングポイントとは何か。これらを解き明かしたい。


「明日のグレートカンパニーを創る」


この見出しの言葉こそ、船井総合研究所(以下、船井総研)のミッションステートメントだ。創業者の故舩井幸雄が使命感をもって取り組んでいた「よい企業をたくさん創り、よりよい世の中にしよう」という遺志を受け継ぎ、企業の業績を向上させ、社会的価値の高い「グレートカンパニー」を多く創造することをミッションとしている。

舩井幸雄は継続して成長する優良企業をコンサルティングするなかで、「企業には3つの使命がある」と提唱し続けた。「収益性の追求」「社会性の追求」「教育性の追求」だ。この収益性・社会性・教育性を備えた持続的成長企業を褒賞するのが「グレートカンパニーアワード」である。第1回の授賞式は2010年に行われており、今年で13回目の開催となった。

船井総研は、グレートカンパニーに必要な条件として以下の5つを定めている。

1.持続的成長企業であること
2.熱狂的ファンを持つ、ロイヤルティの高い企業であること
3.社員と、その家族が誇れる、社員満足の高い企業であること
4.自社らしさを大切にしていると思われる、個性的な企業であること
5.地域や社会からなくてはならないと思われている、社会的貢献企業であること

本年度は、さまざまな業界で活躍する17社をノミネート。そのなかから特に優れた6社の受賞が決定した。各賞に輝いた企業名を挙げていこう。

●「グレートカンパニー大賞」 シアーズホームグループHD
●「顧客感動賞」 マザー・キー ファミール産院グループ
●「働く社員が誇りを感じる会社賞」 関家具
●「ユニークビジネスモデル賞」 47 ホールディングス
●「社会貢献賞」 はたらクリエイト
●「業績アップ賞」 グリーンシステムコーポレーション


受賞6社を前に挨拶をする船井総合研究所 代表取締役社長 社長執行役員 真貝大介


グレートカンパニー大賞を受賞したシアーズホームグループHDは、熊本を中心に福岡・佐賀・鹿児島で注文住宅、建売分譲の事業を展開。「2,000万円超えの注文住宅」「1,600〜1,800万円の規格住宅」「1,600万円以下の建売分譲住宅」といったように予算帯別に運営会社を分けて住宅ブランドを手がけ、地域の家を売るマーケットを広範囲でカバーする「松竹梅戦略」により、この10年で売り上げを5.3倍、経常利益を7.1倍に伸ばしている。

船井流経営法の原点は小売業界における「地域(商圏内)一番店法=包み込み法」だと言われている。すなわち、競合店よりも大きな店をつくり、競合店にある商品はすべて揃えて包み込みながら、競合店にはない独自の商品も店に置くという方法だ。この手法はあらゆる業界、業態に通じる。シアーズホームグループHDの経営戦略も広範囲の品揃えを強みにして他社よりも高い販売シェアを築く「地域密着×圧倒的一番化」である。

シアーズホームグループHDは収益性に加えて、野球やサッカー、バスケットといったスポーツ団体への支援など地域に貢献する取り組みにより、社会性も評価された。また、社員のマインドセットとスキルセットを伸展させるさまざまな仕組みを用意しながら、利益を社員に還元して平均年収を毎年5%以上も上げ続けており、教育性ならびに社員満足度の高さでも評価を得た。


グレートカンパニー大賞を受賞したシアーズホームグループHD代表取締役 丸本文紀(右)と船井総合研究所 真貝大介(左)

「顧客感動賞」には、「しあわせなお産をしよう」を経営理念に掲げ、地域の出生率上昇という奇跡を起こしたマザー・キー ファミール産院グループ。「働く社員が誇りを感じる会社賞」には、「社員に任せる経営」で53年連続黒字を続ける関家具。「ユニークビジネスモデル賞」には、自社で蓄積した「データベース」を活用してワークプレイスの総合コンサルティングを行う47ホールディングス。「社会貢献賞」には、子育て中の女性が仕事を楽しめるように「安心して働ける環境」を整備しているはたらクリエイト。「業績アップ賞」には、「太陽光発電と有機農業の共存」によって未来の子どもたちを明るく照らそうとしているグリーンシステムコーポレーション。大賞以外の各賞を受賞した企業も不確実性が増す時代のなかで自社の使命を見定め、確実な成長を遂げながら、社会をよりよい場所に変革するための活動に邁進している。

全6社に共通している強みは当然ながら、人間力の高さだ。言い換えるなら、代表を中心とする社員たちの想いの強さと行動の速さである。

かつてハーバード大学ビジネススクールが、およそ2年もの歳月をかけて船井流経営法のストロングポイントを分析したことがあるという。その報告書が最初に指摘していたのは「船井流経営法は、モノや金よりも人を中心とした経営法」だった。続けて「長所を伸ばして業績を向上させるのが主たる施策であり、短所是正はほとんどやらない経営法」「収益性も重要ではあるが、社会性と教育性を重んじる経営法」「計画的だが、変化適応が上手な経営法」を挙げている。

これらこそ、まさに「GREAT COMPANY AWARD 2022」で栄誉に輝いた6社、日本を代表するグレートカンパニーのストロングポイントそのものである。


左から、はたらクリエイト共同代表取締役CSIO(Chief Social Innovation Officer)井上拓磨、関家具代表取締役 関文彦、船井総合研究所 真貝大介、シアーズホームグループHD 丸本文紀、マザー・キー ファミール産院グループ理事長 杉本雅樹、47ホールディングス代表取締役 阿久根聡、グリーンシステムコーポレーション代表取締役 阿久津昌弘

【特設サイト公開中!】グレートカンパニーアワード2022 × Forbes JAPAN

Promoted by 船井総合研究所 / text by Kiyoto Kuniryo / photographs by Shuji Goto / edit by Akio Takashiro

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