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世界が直面する課題の解決方法

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ハーバード大学の研究チームによると、これまでの研究において、ほとんどの人が建設的なフィードバックをしてもらいたいと考えていることが分かっています。それではなぜ、人々は他者にフィードバックを与えることに消極的なのでしょうか。

世界経済フォーラム(WEF)、「年次総会2022」のアジェンダからご紹介します。


・私たちは自分で思う以上に、建設的なフィードバックを必要としています。
・新しい研究では、建設的なフィードバックを受けた人は尊重されていると感じ、仕事のパフォーマンスが向上することが明らかになりました。
・ところが、私たちの多くは相手の気分を害することを恐れ、フィードバックを控える傾向にあります。

誰かにフィードバックを提供したいと思いながらも、不快にさせるのを怖れて言わなかった経験はないでしょうか。次回はぜひ実行し、何かを伝えてみてください。ただし、その内容が建設的であることが前提です。

これは、建設的なフィードバックをすること、してもらうことをどのように感じるかについて、約2000人を対象に調査した米国の研究者からのアドバイスです。驚いたことに、やや批判的な内容のフィードバックでも歓迎されることが明らかになりました。

建設的なフィードバック:歓迎かそれとも当惑か


例えば、調査中に顔に食べ物や口紅がついている研究者に、そのことを伝える勇気のあった人は、 被験者のうちわずか2.6%でした。相手を不快にさせたり、辱めたりしないかを心配したからです。

ところが、同様のことを言われたらどう思うかという質問には、86%が「伝えて欲しい」と回答しました。一方で、同じグループに「フィードバックをしたいと思うか」と尋ねたとき、「したい」と答えた人は48%にとどまりました。

顔にシミのある研究者に会った人のうち、4分の1は「気づかなかった」と回答しています。筆頭著者であるハーバード・ビジネス・スクールのニコール・アビ・エスバー氏は、「非常に目立つシミだったことを考えると、被験者の27%が本当に気づかなかった可能性は極めて低いでしょう」と述べています。

「それ以上質問されたり、フィードバックを求められたりするのを避けるために、参加者は『気づかなかった』、と答えたのではないかと思います。しかし、参加者の言葉どおりに受け止めることにしました」

文=Douglas Broom, Senior Writer, Formative Content

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