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I solve the “people pain points” that keep leaders awake at night.

Getty Images

筆者のコンサルティング企業リーダーシップIQが行ったネット調査「How Good Is Your Employee Engagement Survey(あなたの会社の従業員エンゲージメント調査はどれほど効果的?)」では、従業員エンゲージメント調査からスコアの改善など良い結果を得ている企業はわずか22%ほどであることが明らかになった。

大半の企業は1年に1度調査を実施している。それなのに、なぜこれほど多くの企業が従業員エンゲージメントの改善に失敗しているのだろう?

大きな理由の一つは、大半の企業が間違った問題に取り組んでいることにある。もっと具体的に言うと、大半の企業は自分たちの調査で特に点数が低かった項目に着目し、こうした問題を最も早急に解決する必要があると考えている。しかし、これは大きな間違いだ。

ここで、企業が従業員調査を行い、経営層や企業の価値観、企業文化、従業員の評価など通常調査対象となる問題について従業員に尋ねたとしよう。それから役員らは気まぐれに、会社のロゴや色彩設計、食堂で提供されている食事、従業員向け駐車場のレイアウトについても尋ねることを決める。

調査結果が集計されると、こうした問題が最も低い点数を集めていた。従業員は会社の色使いやロゴをとても嫌っていて、食堂の食事や駐車場の設計は不人気であることが分かる。

こうした項目の点数は最低だが、果たしてこうした問題が従業員エンゲージメントに意義ある影響を与えるだろうか? 管理職が従業員をよりうまく支援できるようにする訓練と食堂の食事の改善のどちらかを選べるとしたら、こうした問題のどちらが優秀な従業員を保持する役に立つだろうか? また、平均的な従業員を優秀な従業員に変えるものはどちらだろう?

スコアが最低水準だった問題は実際には、従業員があなたの会社を勧めるか、あるいは仕事に全力で打ち込むかに影響しない可能性がある。これこそ、最低スコアに注目することの問題点だ。エンゲージメントに影響を与え向上させる問題がどれかを知るには、重回帰分析のような統計ツールが必要だ。

重回帰は、複数の独立変数に基づき一つの従属変数の数値を予測する統計分析だ。もっと簡潔に説明すると、この方法を使えば従業員エンゲージメントの決め手となる重要な問題が実際何かを見極めることができる。

翻訳・編集=出田静

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