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Photo by Spencer Platt/Getty Images

テスラのイーロン・マスクは先月、上海工場が3週間閉鎖された後の決算発表で、中国での製造についての懸念を払拭しようとしていたが、長引くロックダウンと厳しい行動制限によるダメージは4月の業績に打撃を与え、その影響は5月末まで続く可能性がある。

中国乗用車協会(CPCA)が5月11日に開示したデータによると、テスラの4月の中国での出荷台数はわずか1512台で、前年同月比で87%のマイナス、3月の6万5814台からは98%の激減となった。ロイターは、同社の中国での出荷台数が、上海ギガファクトリーが始動した直後の2020年4月以降で、最低になったと報じている。

中国の4月の新車乗用車の販売台数は前年同月比で36%マイナスの106万台だったが、テスラの落ち込みはそれを大きく上回っている。「4月のウイルスの流行は、自動車産業のハブである長江デルタ全体のサプライチェーンに影響を与えた」と、CPCAは声明で述べた。

テスラの上海工場は、開設から2年足らずの2021年に同社にとって最大の製造拠点となり、ここ1年の収益を下支えしてきた。テスラが過去最高の利益と出荷台数を発表した先月の第1四半期決算説明会で、マスクは4月の上海工場の操業停止による生産台数の減少は、第2四半期には取り戻せると述べていた。

「ギガ上海は復活する。たとえ新たな問題が発生しようとも、上海の週あたりの生産台数は過去最高を記録することになるだろう」と、マスクは4月20日の決算説明会で述べていた。

しかし、ロイターは10日の記事で、テスラが部品の供給不足を受けて、4月19日に再開させた上海工場を再び停止させたと報じている。

中国の自動業界に詳しいアナリストのマイケル・ダンは先月のフォーブスの取材に、「自動車メーカーが製造を再開させるのは比較的容易だが、最大の課題となるのは部品の供給だ」と述べていた。

3月28日から4月17日まで操業を停止したギガ上海は、2021年に初めてテスラのトップの生産拠点となり、年間の出荷台数は47万3078台に達していた。これに対し、カリフォルニア州のフリーモント工場の出荷台数は46万2949台だった。

「中国は我々にとって非常に重要な市場だが、長期的には全体の25%から30%にとどまるだろう。ただし、中国市場は現在、上海のロックダウンによって一時的に停止している」と、マスクは10日に開催されたフィナンシャル・タイムズのイベント「Future of the Car」で語っていた。

テスラの株価は11日の市場で8.3%下落し734ドルをつけた。同社の株価は年初から39%下落している。

編集=上田裕資

テスライーロン・マスク

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