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ニューヨーク証券取引所(Photo by Spencer Platt/Getty Images)

今年の株式市場は今のところ史上最悪の年の一つとなっているが、ウォール街のアナリストはディフェンシブで安定した銘柄を推奨している。ベンチマークのS&P500指数は年初から18%下落したが、専門家は第1四半期の堅調な決算に後押しされたいくつかの銘柄を評価している。

株式調査会社モフェットナサンソンのアナリストは5月11日、ビデオゲーム会社のエレクトロニック・アーツを「買い」に格上げし、市場での圧倒的な地位のおかげで「継続的な市場のボラティリティを乗り切る体制が整っている」と指摘した。

パイパーサンドラーのアナリストも同様に、ファストフードのマクドナルドが、規模とスケールのおかげで、不安定な消費者心理を乗り切るのに適した立場にあるとして、格上げした。

バーンスタインは最近のノートで、「投資家は強力な価格決定力と長期にわたる堅実な業績を持つ企業に注目すべきだ」と述べ、ユナイテッドヘルスやウォルマート、クローガー、フェデックスなどの銘柄を推奨した。

ゴールドマン・サックスのストラテジストは、ディスカウントストアのダラー・ゼネラルやクレジットカード会社のビザなどの、ボラティリティが低く安定した成長を遂げている銘柄を推奨した。さらに、ピザチェーンのドミノや製薬会社のジョンソン・エンド・ジョンソンも買いの候補に挙げている。

一方でバンク・オブ・アメリカは、市場のボラティリティの高まりの中でも配当を続ける高配当銘柄を推奨し、モルガン・スタンレーはヘルスケアや不動産、公益・ユーティリティ銘柄などに目を向けるよう勧めている。

モルガン・スタンレーのステラテジストのマイク・ウィルソンは最近のメモで、「市場のボラティリティは今後の12カ月間、高い水準にとどまる見通しだ」と述べた。

インフレ率の急上昇とさらなる利上げへの懸念の高まりの中で、株価はここ5週間連続で下落している。投資家がリスクの高いグロース株を手放し、より安全な銘柄に資産を移す中で、ハイテク銘柄は今年に入り大きく値を下げている。ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は、年初から約28%下落した。

編集=上田裕資

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