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Getty Images

スウェーデンのeスクーター(電動キックボード)のユニコーン企業の「Voi」は、危険な運転を抑制するために米国のAI(人工知能)スタートアップの「Drover AI」の技術を導入する。

Drover AIは、Voiのようなマイクロモビリティのプロバイダー向けに、走行中の車両の動きを検知して危険な走行を防止するコンピュータビジョンツールのPathPilotを提供している。同社は、3月にドイツのTierがフォードから買収した米国のeスクーター企業「Spin」とも提携を結んでいる。

ストックホルムに本拠を置くVoiは、昨年12月のシリーズDで1億1500万ドルを調達し、評価額が10億ドルを超えるユニコーンの仲間入りを果たしていた。

eスクーターは都市部の移動を便利にするツールだが、交通ルールを守らない利用者や不正な駐車が、各国で問題視されている。この分野のスタートアップは、ジオフェンシング技術を用いて、特定のエリア内で速度を落としたり、停止を命じる機能を追加している。

そんな中、Drover AIのテクノロジーは、車道や自転車専用レーン、歩道などの路面状況を正確に検出する上で役立つとされている。Voiはまず、PathPilotをオスロで導入し、eスクーターが歩道のような本来あるべきでない場所にいることを検知すると、強制的に速度を落とすという。

Voiによると、同社の取り組みは欧州で初めて本格的にeスクーターにコンピュータビジョンを導入するプロジェクトになる見通しで、オスロでは数千台の車両にPathPilotを搭載するという。PathPilotのテクノロジーは昨年、英国の都市で試験的に導入されていた。

「当社は、2030年までにマイクロモビリティを世界中の都市に普及させようとしている。その上で、利用者や歩行者の安全を最優先にすることが必要だ。Drover AIとの提携で、AIをマイクロモビリティに組み込み、ライダーがよりよい駐車や乗り方をするように誘導していく」と、VoiのCEOのFredrik Hjelmは声明で述べた。

編集=上田裕資

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