国際モータージャーナリスト「ライオンのひと吠え」


内装は、幸いにも旧型より完全に向上していて、近未来的に変わった。従来モデルからイメージを継承しつつも、インターフェイスも大幅にデジタル化されたインテリアに大変身。ドアの開閉も電気式となっているけど、万が一に備えて機械式のオープナーも残されている。新型のダッシュボードのデザインは広々しており、使いやすくて、その周りのアルミのアクセントは締まっている。2本だてのステアリングホイールはシックで、操作しやすい。

運転席まわり

ハンドル部分

もちろん、テレスコやチルト機能が付き、シートは手動であなたにぴったりのドラポジを設定することができる。また、ルーフのヘッドルームがたっぷりあるので、身長189cmの僕でも問題なく座れた。

このインパネの好きなところは、物理的なエアコンのスイッチや、ドライブのギアセレクターボタンを残したこと。さらに、10.25インチの大型タッチスクリーンのグラフィックスは綺麗だし、タッチすると反応がいい。もちろん、アップル・カープレーとアンドロイド・オートと簡単に繋げることができる。

運転席の写真

パネルの写真

電池総電力量は42kWhで118psを発揮する。航続距離はWLTCモードで335kmとメーカー側は言うけど、リアルワールドでは250kmぐらいだろう。ライバルと比べると、確かにバッテリー容量は若干小さいけど、加速は十分。

ゆっくりとアクセルを踏んでいくと前方からはキーンという高い音が微かに発生し、EVに乗っていることをはっきり意識させてくれる。スムーズに力強く発進するけど、アクセルから足を離すと、急激に回生ブレーキが働いて減速する、いわゆる「ワンペダルドライブ」のモードを採用している。

文=ピーター ライオン

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