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スイッチオフに幸せを見出すトレンドも


テクノロジーを活用したアプローチが主流な一方で、見逃せないのが「デジタルデトックス」です。スタティスタが米国、中国、ドイツ、英国の4カ国(各国1049人ずつ)を対象に行なった「デジタルとウェルビーイング」に関する意識調査から、その裏付けが得られます。

「I consciously decide to ‘digital detox’ to improve my mental well-being(意識的にネット利用を減らして心の平静を他守るようにしている)」と回答したのは、中国が最多の24%。同時に、「I am afraid I will miss something important if I don’t check my smartphone constantly(スマホを常に見ていないと大事な何かを見逃してないか気が気でない)」も中国が最も高い45%。

つまり、デジタルデトックスを助けるテクノロジーやデジタル漬けに起因する不安を和らげるビジネスにはチャンスがあるということです。

実際、グーグルは、個々人がテクノロジーとのより良いバランスを見いだせるようサポートする取り組み「Digital Wellbeing Experiments」を展開。デジタルとの付き合い方をデジタル技術に助けてもらうというのも皮肉ですが、どんなアプリやツールを組み合わせるべきかを提案してます。



そのテクノロジー、ウェルビーイング?


成長が期待されるウェルビーイング市場に参入するには、最先端のデバイス、斬新な商品、聞いたこともないようなサービスが必要かというと、必ずしもそうではありません。

聖書には「新しき酒は新しき革袋に盛れ」という言葉があります。新しい考えを表現したり、新しいものを生かすためには、それに応じた新たな形式や場が必要であるという意味ですが、ことウェルビーイングにおいては、「古い酒も新しい革袋に」。つまり、これまで培ってきたビジネスやアイデアをウェルビーイングの文脈で新たに定義しなおすことで、市場性を得られるのではないでしょうか。

文=津乗 学(Statista Japan カントリーマネージャー)

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