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グローバル視点で覗きたいエンタメビジネスの今


視聴者は新しい物語に関心が


「ラブ・イズ・ブラインド」のアメリカ版のプロデューサーであるNetflixコンテンツ部門ディレクターのデレク・ワン氏も日本版を評価しています。

「参加者が心を開いてくれたことで、視聴者もそれに共感し、愛情を持って番組に接してくれたと思います。日本版はよりロマンチックな番組になっていたと思いますが、そこにはどの国の視聴者が見ても共感できる部分が多く、バラエティ番組というのは世の中の鏡になるということもあらめて実感しました」


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実は、ブラジル版も同様に、この国が持つ文化背景をもとにアメリカ版とは異なる面白さをつくり出しています。またNetflixブラジルでは「ラブ・イズ・ブラインド」以外にも「The Circle」や「ザ・ジレンマ」などアメリカ発のリアリティショーのローカライズを積極的に進めてもいます。

「その結果、あることを学んだ」と発表会に顔を出したNetflixブラジルでノンフィクションシリーズを統括するエリザ・シャルフォン氏は次のように言及しました。

「『ラブ・イズ・ブラインド』では、恋に落ちるという普遍的な経験にフォーカスしていますが、『現地版』を制作するにあたって留意すべきは、その国の文化やニュアンスを取り込み、視聴者に作品内で展開される物語に共感してもらうことにあると思っています」

つまり、現地の視聴者はローカライズによって生まれる「新しい物語」に関心を持っているということです。さらに言えば、刺激的な物語が欲しい場合はアメリカ版やブラジル版を、泣ける物語であれば日本版をといった具合に「品揃え」が豊富で、このあたりはグローバルにローカライズを展開するNetflixならではの強みではないでしょうか。

連載:グローバル視点で覗きたいエンタメビジネスの今
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文=長谷川朋子 編集=松崎美和子

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