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「だいぶ前に自分は仕事の選択を誤った。今になってそう思う」

「キャリアの岐路に立たされたときに、間違った仕事のほうを選んでしまわないか不安」

「あのとき辞めるんじゃなかった」

「別の仕事に就くべきだった」

「これが正しいキャリア選択じゃなかったらどうしよう」

こんな思いにとらわれたことはありませんか?

プロフェッショナルコーチをしていると、クライアントからこうした後悔(や将来後悔するのではないかという不安)の声を1日にいくどとなく耳にします。そうした人たちは、キャリアの選択にあたって「正しい」決断と「間違った」決断があると考えています。

けれど、キャリアの選択に「正解」も「間違い」もありません。どんな決断をしても(たとえすっきりするものでなくとも)、新しい発見や学びにつながり、新しい機会が生まれてくるからです。

正解/間違いの二分法は有害無益


「正しい」決断と「間違った」決断があるというふうに考えてしまうと、人は自分の下したどんな決断からも学ぶことができるという点が見過ごされてしまいます。ティム・アーバンがじつにうまく言い表しているように、決断とは先がふたつに分かれたフォークというより、ほうぼうに広がっていく木の枝のようなものなのです。

もし、今知っていることを知ったまま時間を巻き戻せるとしたら、あなたは以前と違う決断をしようとするかもしれません。しかし、真実はこうです。あのときあなたは、その時点でわかることを考え合わせて、自分にできる最善の決断を下したのです。自分を許しましょう。過去の自分を慈しんであげてください。

あの決断は正しかったのか、間違いではなかったのかと思い悩むのはほとんど無駄です。そうではなく、単に「自分が前に進むためにそこから何を学んだか」と問えばよいのです。

やり直したくなるのは人の常。でも、過去の決断についての思いを将来の決断に生かすこともできます。

次にキャリアの選択をすることになったときには、まず自分自身にこう問いたずねてみてください。

・この決断で予想される良い点と悪い点は
・過去の経験から何を学んだか
・どんな予感がするか
・自分の愛する人、信頼する人はどう思うか

そして決断を下しましょう。今わかることから判断して、これが自分にできる最善の決断だと信じましょう。ただ、必要ならいつでも進む道を変えられるとも思っておくべきです。何だって、同じ状態がいつまでも続くわけではないのですから。

「正解」も「間違い」もない。あるのは、学びの糧となる行動だけです。

編集=江戸伸禎

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