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オトコが語る美容の世界

Getty Images

新型コロナのパンデミックとロシアとウクライナの戦争で、世界は本当にいろんな形でつながっていることを、世界中の人々が実感しているのではないだろうか。

ロシアの軍事侵攻以降、給油に行くのを躊躇うくらいガソリン価格の高騰が続いている。砂糖やマヨネーズも値上がりし、小麦などは世界的に不足と高騰が現実になっている。中国が進めるゼロコロナ政策の反動も甚大で、世界の経済を停滞させている。世界の工場であるがゆえの事実だ。

コロナで海外に行けない富裕層が、高級車を買い替えようとディーラーに行っても品薄だ。中国での半導体の生産が遅れていると、電子部品を多く使う現代の高級車は生産が間に合わない。健康のために半導体を使わない自転車を買おうと思っても、世界一のブレーキをつくるshimanoの中国生産が減産したため、高級ロードレーサーは1年待ちになっている。

モノだけでなく、文化の伝播もガラリと変わった。SNSの発達で、情報伝達はより速くなり、そのリアリズムも増した。

ウクライナ支援のためのユニセフの募金映像には、キーウで避難している民間人のウクライナ人女性が登場していた。おそらく自身で避難所から撮影したものを、何らかの形でユニセフのサイトで活用されたものだ。戦争の現場からの映像がリアルタイムでNPOの広報画映像となるほど強いメッセージはないだろう。

変わるものと、変わらないもの


美容の観点で気になったのが、この女性が避難先から一時自宅にもどった場面で、「身なりを整えにもどってきた」というコメントがあったことだ。どれほど被人道的な状況であっても、美容は個人の尊厳や日常の維持、生きる意味を再確認する重要なんな要素なんだと、改めて理解できる証拠映像だった。

戦時下ではあるが、軍人も大統領もTシャツの時代だ。ちょっと昔の戦争でさえボタンシャツだったが、Tシャツは機能性とファッション性で世界に浸透している。生きる姿が格好いいのか、スティーブ・ジョブズやイーロン・マスクに代表されるリーダーたちのカジュアルスタイルは、人気のビジネススタイルにもなった。次の産業ができて新しいビジネスリーダーが生まれても、Tシャツは消えないのかもしれない。

文=朝吹大

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