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──ホストゲームは8試合予定されていますが、シーズンチケットはどうなるのでしょうか?

払い戻し、それから払い戻しではなくクラブにご寄付いただく、というオプションをご案内しました。寄付は任意ですけれど、そうしていただければ大変ありがたいですし、作業が大変だよと仰る方も多かったものですから。

また、Jリーグならホームスタジアムを持っていますから、払い戻しの金額は単純に試合数で割れるのですが、我々はスタジアムを3カ所使用しています。ヤマハとエコパとIAI日本平、3スタジアムのチケット価格は同じではありませんので、検討が難しかった。一つ一つ説明するのも……と、今回は単純に8で割ることになりました。

──1試合平均のチケット価格はヤマハスタジアムのほうが高い、でしょうか。

ヤマハはメインスタンドがそこまで大きくないものですから、(単価の高い)SS席も少ないんですよね。エコパは6万人くらい入る大きなスタジアムで、席数もヤマハの4倍くらいある。ですので、ヤマハでS席の方にはエコパではSS席に、といった微調整をしてあるんです。

トーンダウンせざるを得ない中でも、できるだけの演出を


──ホストゲーム開幕戦、サンゴリアス戦の中止が決まってから、翌週のNTTドコモレッドハリケーンズ大阪戦に向けて、切り替えて準備をされたと思います。開幕戦で実施予定だったものをスライドさせたのですか?

スライドはしたのですが、我々が当初に思い浮かべていたものよりも、かなりトーンダウンした内容になってしまいました。期待されていたお客様も多かったと思いますが、各地でまん防(まん延防止等重点措置)が適用され、他のスタジアムの観戦状況を見ても、サッカー日本代表の(普段5万人以上入る)ワールドカップ予選で1万人台前半といった状態でしたから、そのような状況の中で「全て自分たちが思い描いたものをやるか?」という議論をしました。

本来ならば、後ろで炎や花火を上げるような、新リーグ開幕に相応しいもっと華やかな演出を考えていましたが、コストをできるだけ落としながらもバイクの演出、選手が通る花道のところにはお金をかけるといった感じでメリハリをつけました。

──とは言え、場外のレヴニスタ広場でバイクに跨がれたり、楽器に触れられたり、「ヤマハ」が関係するものを中心に様々な企画が用意されていました。そこにはどんな狙い、考えがありましたか?

我々は完全子会社化されてプロクラブになっていますけれど、ヤマハ発動機は親会社で、スポンサー収入も含めてほぼほぼ出してもらっているわけですね。だからそこを差し置いて他の演出をするのは、まず考えにくかったです。

バイクの演出、楽器を使った『TOUCH & TRY』といったイベントを中心とした路線に行くべきだろうと考えていました。ですのでご指摘のとおり、イベントブースはヤマハの関係するものが多かったと思います。

──ボランティアの方がすごく親切で、気さくに声を掛けてくださったこともとても印象的でした。

我々はレヴズクルーと呼んでおりまして、何人かの方には事前に来ていただいて、教育と言ったら失礼ですけども、指導をしっかりしながら、運営メンバーの一員としてやっていただく体制を組んでいます。試合が終わった後、クルーの方々にもしっかり「また来て下さい」「ありがとうございました」と声をかけるといったコミュニケーションを心がけています。

文=大島和人(スポーツライター) 編集=宇藤智子

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