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「遊び」で変わる地域とくらし

歴史ある御船山楽園ホテル(佐賀県武雄市)は、チームラボとのアート作品の導入や、独自のサウナなど新しい取り組みを次々に展開している

このところサウナブームがとまらない。近所の銭湯で入るようなものだけではなく、入浴しながら大自然を感じられたり、おしゃれな空間やサービスを受けられたりするスペシャルなサウナを目的に旅をするという「サ旅」にも注目が集まり、旅行業界においてもその存在は大きくなっている。

旅行業界、特に宿泊施設にとってサウナを導入するメリットは、閑散期とされる秋から冬にかけても安定して集客を保つことができることだ。裸で楽しむため、温泉などとの相性も良い。また「サ旅」に代表されるように、いつもとは違う非日常的なサウナは遠方からも人を引き寄せる魅力がある。

3年連続で魅力的なサウナ第1位に選出


昨今のサウナブームのなか、サウナを軸に事業を拡大し続け、経営危機からV字回復を遂げ、全国の旅行客からも人気を集めるホテルがある。佐賀県武雄市にある御船山(みふねやま)楽園ホテルだ。

国内の魅力的なサウナを選出して表彰する「サウナシュラン」というコンテストでは3年連続第1位という偉業を成し遂げ、殿堂入りを果たした。約1万施設のサウナが掲載されている検索サイト「サウナイキタイ」でも上位に位置を占める。

また、テレビドラマ「サ道」でも取り上げられるなど、さまざまな関連メディアでも紹介され、サウナ好きなら一度は行きたい憧れのホテルの座を獲得している。

コロナ禍において旅行業界のダメージが大きいなかで、御船山楽園ホテルの業績は右肩上がりを続けている。

かつては隣県の福岡県から来る宿泊客が多かったのだが、いまでは都内から訪れる若い客層も増えているという。遠方から集客できるということは、それだけホテルの魅力が高まったからだと言えるだろう。宿泊客の単価も30%以上も上げることに成功している。

勢いに乗っている御船山楽園ホテルであるが、約15年前には倒産の危機もあったという。

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男湯のドライサウナでは、御船山の天然水や嬉野産のほうじ茶をロウリュで楽しむことができる

御船山楽園ホテルは、「御船山楽園」という15万坪を超える広い敷地と210mの高さを誇る御船山を一望できる場所にある。春のツツジ、秋の紅葉など四季折々の表情を楽しめる大きな庭園が魅力であり観光客の目玉であった。

文=内田有映 協力及び写真提供=小原嘉久(楽園計画代表)

ホテルチームラボ
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