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国際モータージャーナリスト「ライオンのひと吠え」

圧倒的人気のミニバン「ノア」「ヴォクシー」が8年ぶりに一新。

正直なところ、僕はトヨタのノアと、ヴォクシーというミニバンにはあまり乗らない。僕には子供がいないし、両親を載せる必要もないので、今まであまり関心がなかった。でも、こんな車両が日本の最も売れているミニバンの1つであることは知っているし、大変な人気ぶりだという事実も把握している。だって、今年1月に発表されたけど、その1月末には早くも受注は3万台を突破していた。ヴォクシー60%対ノア40%というシェアの2台ほど、日本のファミリーのニーズに応えている車種はないと思う。

だから、8年ぶりの大胆なフルモデルチェンジをした新型ノア・ヴォクシーが登場したと聞いたは、半分アクビしながら、一応それらの走りと確認しようと思った。そうしたら今まで半分無視してきたミニバンに対する概念が思い切り覆された。今回、どれだけ進化したかという話より、ぜ〜んぶ進化したといった方が正しいようだ。個性がさらに増した外観、シートアレンジと安全性の進化、サイドドアとリアドアの信じられないほどのアップグレードが際立つ。

voxyの写真
VOXY HIBRID S-Z 7人乗り。2WDとE-Fourの2種、ガソリン車とハイブリッド車がある
ノアの写真
NOHA HYBRID シリーズによってグリルのデザインが若干異なる。2WDとE-Fourの2種、ガソリン車とハイブリッド車がある。

さあ、まず目が止まる顔の部分だ。そのサイズだけど、とにかくグリルは大きい。グリルだけを見ると、クルマ自体がすごく大きくなった感じがする。でも、実は数十ミリしか変わっていない。デザインの話をする前に、全幅が1730mmに増えたと聞くと、ああ、5ナンバーだったノア・ヴォクシーが3ナンバーになったんだなとわかる。

パッと見た印象は、まるでジンベイザメとトランスフォーマーが統合したようだ。イギリスの同僚に見せたら、「あ、まるでフーバーの掃除機みたいだ。ダストを吸い込む部分に似ている」と表現した。このグリルがルームミラーに映ったら、どきたくなるだろうね。このグリルなら好きな人はたまらないだろう。

今回、もともとアイデンティティがはっきりしていた2台が、より個性的な外観を求めて、どっちも存在感を増し、押しの強い顔つきになっている。ノアは通常と3本のメッキバー付きエアロ仕様の2タイプに、ヴォクシーはよりさっぱりした激しいメッシュグリルに生まれ変わっている。どちらも3つのLEDヘッドライトと組み合わさっている。グリルは拡大したものの、大まかなプロポーションは旧型とほとんど変わらない。Cピラーは多少スタイリッシュになったけど、キープコンセプトだ。

しかし、今回のノア・ヴォクシーの室内や特徴は、目が点になるほどガラッと進化した。

文=ピーターライオン

トヨタ自動車
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