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光文社の書籍から読みどころをピックアップ。本好きな人たちのためのコンテンツ。

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内科・皮膚科医であり、最近では『やめる美容』(光文社刊)の著者で名をあげている友利新。他にも「本がすき。」で連載中の『女医が教える食の処方箋』では、健康と美容にまつわる内容を紹介してきた。今回はお肉に関する多くの人が知らない“3つの嘘”をテーマとした、待望の第二回目を掲載する。


肉に関する「3つの思いこみ」とは?


はじめに、世間のイメージとは真逆のお肉に関する“3つの嘘”を暴いていきましょう。よかれと思ってやっていることが、じつはきれいの落とし穴だったりするもの。うっかり見落としたままでいると、取り返しのつかない体のトラブルにつながってしまうこともあります。正しい知識をつけたうえで、食生活を見直すことがきれいになるための第一歩です。

1. 赤身肉の食べ過ぎは大腸ガンのリスクに

なんとなくヘルシーなイメージがある赤身肉。美容やダイエットを気にされている方はよく購入して食べているかもしれません。しかし、じつは赤身肉を食べ過ぎると大腸ガンのリスクが高くなるといわれています。「赤身肉ならいくら食べても大丈夫だろう」と思っている方は食べ過ぎに注意です。

重要なことなので何度も言いますが、美容や健康、どれをとってもバランスが大切。この記事を読んで、「絶対に赤身肉を食べない!」と頑なにならず、注意しながら適量を召し上がっていただければと思います。

2. 鶏肉の食べ過ぎはオメガ6の過剰摂取

もうひとつ、ヘルシー食材としてのイメージが強いのが鶏肉でしょう。主に筋トレをしている方などは鶏のささみ肉などを進んで食べることが多いようですが、油の観点からいうと、牛・豚・鶏のなかでオメガ6がもっとも多いのは鶏肉。オメガ6の過剰摂取の怖さについては、以前「オイルの処方箋」のなかでお話させていただいた通りです。

筋肉を鍛えたい方にとっておすすめのタンパク質食材は、じつは鶏肉よりも魚介類。前回ご紹介したタンパク質の黄金比を目安に、魚介類を取り入れることを意識していただくといいと思います。また、筋トレ後にプロテインを飲んでタンパク質を摂取する方もいらっしゃいますが、ある程度精製されて作られたタンパク質を摂りすぎると、今度は肝臓に負担がかかってしまうのでこちらも注意が必要です。

3. 「肉を食べれば元気が出る」の嘘

「お肉を食べるとパワーが出る」などと耳にすることがあります。なんとなくのイメージが先行して、「落ち込んだら焼肉やステーキを食べに行く」などという方が多いですが、じつはこれ、医学的には全く根拠がないこと。

例えば、貧血気味な体質を補うために赤身肉を食べるとしましょう。確かに赤身肉には鉄分が多く含まれているので理にかなっているといえばそうなります。しかし、マグロなどにも同じように鉄分が入っているので、ステーキではなく赤身魚を食べたっていいと思います。

また、健康的で元気になるために適度な筋肉は必要ですが、お肉だけではNG。女性の場合は筋肉の元となるタンパク質を適度に摂りながら、ミネラルや鉄分、ビタミンを意識して補うといいでしょう。筋肉が低下すると体温の維持がむずかしくなって体の機能が停滞し、不調の原因となります。お肉だけでは元気にはならない。これが新常識です。

文=友利新

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