Close RECOMMEND

国際モータージャーナリスト「ライオンのひと吠え」

「三菱 K-EV」はまだ仮称。でも今年度初頭には市場に登場する。

ここ数年、どのメディアに注目しても、電気自動車(EV)の話題が殺到している。

だが、EVに対する期待度が年々上がってきているにもかかわらず、実際の日本での所有率は2%に過ぎないと言われる。その理由は、昨年までEVの種類は少なかったから顧客にはそれほどの選択肢はなかったし、まだ世間の期待に答えられるほどの航続距離は高額なテスラ以外なかったからと言えるだろう。

しかし、2022年は日本でEV元年となるだろう。このジャンルはこれからはどんどんヒートアップする。昨年はマツダの初EV「MX-30」が登場したけど、今年の春までには、トヨタ初のEV「bZ4X」が出るし、スバル初のEV「ソルテラ」も店頭に並ぶ。または、日産初のSUV EV「ARIYA」が登場する。

そして、それに加えて、春までにもう1台が発売開始となる。それは三菱初の軽EV「K-EVコンセプトXスタイル」というモデルだ。数週間前に開催された「東京オートサロン」でそのコンセプトが世界初公開され、注目の的となった。実は会場で見た第一印象は「あれっ、EKクロスではないか?!」と思ったこと。そして、「新型アウトランダーPHEV」のフロントのデザインからかなりのヒントを受けているではないか、という印象だった。

オートサロン会場での様子

スタイリングはEKクロスにとても似ているものの、外観を細かく分析するとコンセプトのドアパネルは共通だけど、前後のバンパー形状は違うし、ホイールも異なる。それに給電ポートは右のリアフェンダーについている。パッと見た時に印象的なのは、アウトランダーの「コ」の字型メッキグリルまわりの中に、縦型のヘッドライトが入っている部分だ。

実は、三菱にとっては、ガソリン車とEV車をそれほど差別化しなくてもいいようだ。同社の加藤隆雄社長がオートサロンの会場で、新型K-EVについてこう語った。「ウチのEVは特別な形をしているわけではない。これはある意味、意図を持ってやっていて、EVというのは“特別なクルマではない”。もうこれからは特別なクルマではなくなるというメッセージを込めて、フツーのガソリン車と同じような形にした」と。

文=ピーターライオン

三菱自動車EV
この著者の記事一覧へ

PICK UP

あなたにおすすめ