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国際モータージャーナリスト「ライオンのひと吠え」

アウトモビリ・ランボルギーニの社長兼CEO ステファン・ヴィンケルマンがForbes JAPANに今後の戦略を語った。

世の中には、とても優秀な社長がいる。テスラとスペースXを仕切るイーロン・マスクがいれば、イタリアには、1年間ほどブガッティとランボルギーニの社長を同時に勤めたステファン・ヴィンケルマン氏もいる。実は、2005年から2016年まで、ランボルギーニの社長を任された同氏は、2020年末にランボルギーニに戻り新しい「電動化の作戦」を立てた。

しかし、それと同時に彼は、コロナ禍の真っ最中でも、2021年に8405台というランボルギーニ史上最高の販売台数の結果を出した。その数字は2020年の13%増で、セールスの半分以上はSUVの“ウルス”だった。

ウルスの写真
ランボルギーニの顔となった「ウルス」

多くのスーパーカーのメーカーがプラグイン・ハイブリッドや電気自動車(EV)を出すようになった今、ヴィンケルマン氏の元でついにあのランボルギーニも本格的に電動化時代に突入すると言う。そして、具体的にどういう形になるかは、同氏にインタビューできたので、お伝えしよう。

ピーターライオン(以下PL):ランボルギーニはこれからプラグイン・ハイブリッドやEVを導入するそうですが、その電動化のプランを教えてください。

ヴィンケルマン社長(以下SW):第1段階は、フルラインアップをハイブリッド化をさせることですね。2023年にアヴェンタドールのハイブリッドをデビューさせた後、2024年にはウルスとウラカンのハイブリッドバージョンを出します。完全な電気自動車は2020年代の後半に出す予定ですが、それが弊社の4番目にモデルになります。これは、「2+2」のボディスタイルで4人乗り、今までにない新しいボディスタイルになります。

PL:10年ほど前に、F1が内燃機関からハイブリッドに変わって、エンジンサウンドが変わって少しひんしゅくをかいました。ハイブリッドになって、そしてEVを進めた後は、ランボルギーニはその吠えるエンジン音と迫力のドライビング・エキスペリエンスを維持できますか?

走行中の写真

SW:第1段階はハイブリッド化なので、アヴェンタドールの後継モデルは、V12エンジンとプラグイン・ハイブリッドを搭載したモデルになりますので、聞いてすぐわかるようなランボルギーニの特有のエンジンサウンドは保証できると思います。

ところが、2025年以降、完全なEVが出てきた時に、やはりエモーションが大きく変わると思いますし、この新しいEV時代に、スーパースポーツの定義も新しく決めなければならないと考えています。EVはエモーションもエキスペリエンスも今のものとは全く違うものになるでしょうけど、それでも私たちは成功できると思います。少なくとも、前の世代よりも、より良いものを出したいのです。

PL:4WDを電動化した時にハンドリングはより良い方向にはいくと思いますが、どう変わりますか?

文=ピーターライオン

ランボルギーニEV
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