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Scott Olson/Getty Images

コストコが勢いに乗っている。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック中は、競合する他の大手会員制スーパーと同様に、需要の波をうまく取り切った。2021年会計年度末である2021年8月末時点で、有料会員数は6170万人と、2019年の年度末から13%増加した。

2022年度第2四半期も好調であり、12月の既存店売上高は2ケタの伸びと、追い風が続いている。さらに、2022年1月2日までの18週間における売上は763億ドルと、前年同期の655億ドルと比べて16%増となった。

会員の継続率は長年、およそ90%で推移している。最新報告によると、米国とカナダを合わせた継続率は91.6%だった。

こうした数字は、コストコを知らない人にとっては驚異的に思える。しかし、同店に頻繁に足を運ぶ家族にとっては、コストコで買い物をしたときの、幸福ホルモンが全身を駆け巡る感覚はおなじみのものだ。

コストコ創業者ジム・シネガル(Jim Sinegal)が秘訣と称するのが、「トリガーとトレジャー」のバランスだ(商品全体の75%をトリガーである生活必需品、25%をトレジャーである買い物が楽しくなるお宝商品で占める品揃え)。筆者も自著で説明したように、そうした品揃えこそ、私たちがコストコでの買い物に向かう要因となっている。しかもコストコは、2022年に客をさらに呼び込むための計画を立てているようだ。

大規模な設備投資を計画


「ウォール・ストリート・ジャーナル」紙の記事によると、2022年には大手企業による世界全体の設備投資が、2021年比で6.1%増加する見込みだ。特にコストコは、8月末までの2022年会計年度中に、40億ドルほどの設備投資を行うと見られている。この額は、2021年度より10%、2020年度より42%も多い。

同紙記事では、コストコの財務・IR(投資家向け広報)担当シニアバイスプレジデントであるボブ・ネルソン(Bob Nelson)がこう述べている。「コストコは資金力があり、負債を最小限に抑えている。2021年には、世界全体で20店を新規オープンした。今年は28店舗をオープンする予定だ」

2021年12月9日現在、コストコは世界全体で828店舗を展開している。その大半は米国内だが、カナダ、メキシコ、日本、英国にも店舗を持つ。新規店舗の出店地と開店時期を同社に問い合わせたが、そうした情報は、開店の2~3カ月前にならないと公表しないということだった。

同社サイトによると、2021年12月にオープンしたのは3店舗だ(スペイン北部のビルバオ、中国の蘇州市、米フロリダ州メルボルン)。また、2022年2月にはカナダのブリティッシュコロンビア州ケロウナでもオープンを予定している。こちらの倉庫型店舗は、実際には1991年にオープンした既存店の移転リニューアルで、広さは16万7177平方フィート(約1万5530平方メートル)となる。コストコの店舗は通常、8万平方フィートから23万平方フィート(約7430平方メートル~約2万1370平方メートル)までの広さで、平均面積は14万6000平方フィート(約1万3560平方メートル)だ。

翻訳=遠藤康子/ガリレオ

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