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個人主義の時代における会社とリーダーシップ

Maskot / Getty Images

1月、新しい年の始まり。年末年始の帰省や新年会など、何かと人と会う機会が増えるこの時期は、「仕事はどう?」と話す機会も多く、自分のキャリアについて一歩下がって振り返ったり、悩んだりする人も多いのではないだろうか?

気づけば2月も間近に迫り、すると、一般的に年度の区切りとされる4月もうっすら見えてくる。4月1日は、多くの企業が中途採用の入社を待ち望む日でもあるため、実はその3か月前の年始あたりから企業側の採用活動は積極化する。もちろん通年採用の企業もあるが、期のはじまりであるタイミングの入社は多い。

悩んでいるあなたに、外からは「こんなポジションがあるんですが、興味はありませんか?」という刺激が与えられ、上司からは「今年はどんなことを頑張っていこうか?」と期待を向けられ、そうしたベクトルの異なる対話の機会が訪れる。

大抵の場合、悩みながらも日々の忙しさに終われ、気がついたら夏になっていたりするのだが、それでも年始は、自分のキャリアを振り返り、次への指針を考える機会にしたいものだ。

では、具体的にどうするのが有効か。振り返るには、次の3つのステップがある。

1. 自己認識を高める
2. 上司と対話する
3. マーケットと対話する

以下に、なぜそれをするのか、どうやってするのかを説明したい。

1. 自己認識を高める


キャリアアップしている人はキラキラして見えて、「大きな目標を立てて、それを成し遂げた人のだろう」と思ってしまいがちだが、実際に、活躍するリーダーや専門職の方に話を聞いてみると、「特にこうなろうと思って頑張ってきたことはない。ただ目の前の仕事をやってきたら、今、幸せに働けているだけだ」という人がとても多いことに気が付く。

キャリアの作り方は人それぞれであり、目標の設定の仕方に成功の秘密があるわけではないのだ。では何が大事かと言えば、自分がどんな人間であるかを認識し、認識した自分に素直に目標を立てることである。

そのために、まずは、自分のモチベーションのタイプを知ろう。あなたは次のどのタイプだろうか? 

時間軸を基準にした目標設定のタイプ


1つのタイプに当てはまる必要はない。自分の性格や環境、キャリアステージによって考え方も変わってくるし、2つか3つのタイプが重なっていることもあるだろう。自らの原体験(具体的な体験)をもとに自らを振り返ってみてほしい。

あなたが短期目標型である場合、上司と無理やり「5年後どんな風になりたいか?」という話をしても実のある会話はできない。刹那的な夢は膨らんだとしてもあなたのモチベーションになることはない。大事なのは、自分に素直に目標設定をすることであり、会社の目標設定シートを埋めることではない。

文=西野雄介

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