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左からバイジュ・バット、ウラジミール・テネフ(Cindy Ord/Getty Images for Robinhood)

人気の株取引アプリ「ロビンフッド」の株価はここ数カ月間下落を続けており、同社の価値は昨年の上場時から半減した。その結果、共同創業者のウラジミール・テネフとバイジュ・バットはビリオネアの地位を失ったことがフォーブスの試算で明らかになった。

ロビンフッドの株価は、2022年に入ってからこれまでに約20%下落して14ドルを下回り、下落傾向が続いている。同社の株は、昨年の上場以来、価値の半分以上を失っており、2021年7月のIPO価格の38ドルから60%以上も下落した。

フォーブスの試算によると、同社の共同創業者の2人の保有資産は今では10億ドルを下回っている。

テネフとバットの保有資産は、2021年8月のピーク時にそれぞれ43億ドルと49億ドルだったが、1月19日のロビンフッド株の終値13.89ドルを基に試算すると、それぞれ、8億4500万ドルと9億1100万ドルに落ち込んでいる。

ロビンフッドは、この件についてのフォーブスからのコメント要請を拒否した。

SEC(米証券取引委員会)への提出書類によると、テネフとバットは今でも、株価が一定のマイルストーンを達成した場合、今後数年間で数十億ドルを獲得できるインセンティブ付きの株式報酬制度を維持している。

ロビンフッドは、2021年7月に、320億ドル(約3700億円)の評価額で株式を公開し、大きな注目を集めた。取引初日の株価は、IPO価格の1株38ドルから8%下落して終了したが、2人の創業者の保有資産はそれぞれ20億ドル以上に膨らんでいた。

彼らは上場前に同社の評価額が117億ドルに達した2020年9月の資金調達ラウンドで、初めてビリオネアになっていた。

ロビンフッドは1月27日に第4四半期と通期の業績を発表する。同社は、収益が予想を大幅に下回り株価が10%下落した前四半期よりも良い結果を出すことを望んでいる。第2四半期に5億6500万ドルだったロビンフッドの収益は、暗号通貨取引の減少により、第3四半期に3億6500万ドルに落ち込んでいた。

ゲームストップ株などのミーム銘柄や、ドージコインなどの暗号通貨の乱高下によって、2021年初頭に急成長を遂げたロビンフッドは現在、停滞に直面している。同社は10月に、取引の低下が「継続する可能性」があり、第4四半期の収益に悪影響を及ぼす可能性があると警告していた。

編集=上田裕資

ビリオネアロビンフッド

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