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Getty Images

新型コロナウイルスの感染者数が急増する中、米国人の圧倒的多数が新型コロナウイルスとの共存を「ニューノーマル(新常態)」と考えているようだ。

キニピアック大学の調査によると、回答者の81%が新型コロナウイルス感染症との共存はニューノーマルだと考えていると回答した。一方で、新型コロナウイルス感染症が「消滅する」と考えていた回答者はわずか14%だった。

調査では、政治・人種・年齢の垣根を超えて強い合意が形成されている、調査対象となった全人口集団の回答者の少なくとも75%が、新型コロナウイルス感染症はニューノーマルだと考えていると回答した。

米国では症例数が記録的な水準に達していて、米ジョンズ・ホプキンズ大学によると1日の感染者数は平均で90万人近い。

キニピアック大学の世論調査アナリスト、ティム・マロイは発表で「ワクチン接種やマスクの着用など議論の火種となる多くの要素とは異なり、私たちを将来待ち受けているものについては党派を超えた合意がある」と述べた。

バイデン大統領は先日のスピーチで、現在の新型コロナウイルス感染症の広まりはニューノーマルにはならないと発言し、「状況は改善する」と述べた。

米国は現在第5波の真っただ中にあり、感染力が非常に高いオミクロン株を原因として感染者数はこれまでと比べて圧倒的に増えている。報告される新規感染者数は、11月後半から10倍以上に増加した。

米国の入院者数は2020~21年冬の記録を上回り、入院者数の7日間の平均は約14万500人に達している。死者数は他の数字ほど伸びておらず、1日2000人近くに増えてはいるが、1日に報告される死者数が3000人を超えていた昨冬よりはるかに低い水準にとどまっている。

保健の専門家らは、新型コロナウイルスの流行がどこかの時点で終わると考えているが、これは新型コロナウイルス感染症が消え去ることを意味しているわけではない。新型コロナウイルス感染症は、感染者数が時折増加するものの低い水準で存在を続ける「エンデミック」状態になるだろう。

新規感染者数はテキサス州やニューヨーク州、ニュージャージー州で安定の兆しを見せていて、こうした州ではオミクロン株による感染者数の増加がピークに達した可能性が示唆されている。英国でも、新規感染者数は減少傾向にある。

翻訳・編集=出田静

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