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I write about personal branding.


・具体的に述べよう。「あなたは素晴らしい」「あなたなしでは不可能だった」といった決まり文句の先に進もう。相手の何に、本当に感銘を受けたのか正確に伝えよう。「あなたのユーモアのおかげで、ミーティングの緊張が和らぎ、より楽しく生産的な時間になりました」というように。

・誠実に述べよう。本心を語り、相手からの見返りを一切期待しないことが大切だ。裏の目的を隠した空虚な言葉は見抜かれるものだ。

・正直に述べよう。それが相手の本当の長所ではないのに、「あなたは戦略的だ」と言ったところで、褒めたことにはならない。

こうした行動のすばらしい点は、習慣に取り入れることで、貴重な自由時間を使わず、普段どおり仕事をしながら実践できるようになることだ。メールに返信したり、たくさんのZoomミーティングやMS Teamsのチャットを終えるときなどに、自然に組み込めるようになる。

そこから得られるものは、計り知れない。

第一に、気分がいい。ハーバード・メディカル・スクールのある記事には、ペンシルベニア大学の心理学者マーティン・E・P・セリグマン(Martin E. P. Seligman)の研究が引用されている。彼は研究のなかで、実験協力者たちに毎週課題を与えた。課題の内容が、「今まできちんと感謝を伝えたことのない相手」に対して、感謝の手紙を書いて届けることだった場合、協力者の幸福感スコアは急上昇し、その効果は1カ月にわたって持続した。

第二に、あなたは「共感」というブランドを構築し、リーダーシップを発揮できる。共感力の有るリーダーは、周囲の人々のモチベーションを高め、力を引き出して、素晴らしい仕事に向かわせる。承認というシンプルな行為が、こうした成果をもたらすのだ。

もう一つのプラスの効果は、筆者も感謝を日常の習慣に取り入れてから気づいたのだが、必然的に「一呼吸おく」ようになることだ。ポジティブな評価を伝える前に、私はいったん立ち止まり、それがきちんと有意義な言葉になっているかを考える。そうすることで、一つの行為と、次の行為のあいだの境界線が曖昧になりがちな日常のなかに、小休止が生まれる。そして、その人についての理解が少し深まったように感じられる。

感謝の習慣に磨きをかけて、職場の人気者になると同時に、あなた自身の仕事への満足度も上げていこう。

翻訳=的場知之/ガリレオ

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