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学生プレイヤーの環境が充実してきても、その後プロとなり生計を立てられるのはごく一部。アマチュアプレイヤーとしてeスポーツを楽しめる場が必要なはずなのですが、実はそこが少ない。

プロ、学生の競技大会か、オープン大会か、もしくはアマチュアeスポーツプレイヤーの多くを占めるであろう「社会人向け」だと企業対抗、企業交流イベントといった選択肢になる。これでは会社のコンセンサスを得られる人は良いですが、なかなか、というか相当厳しい面がありますよね。

そこで、個人でも参加できる「社会人アマチュア全員のためのリーグ」を作ろう、と思いました。

──社会人個人に目を向け、舞台がなければ作ってしまおう!というのは、ゲーマー、そしてイベントの司会やプロデュースを「かげっち」の名で長く続けて来られた影澤さんならではという気がします。

そうですね、やはりまだまだ会社の看板を背負ってeスポーツ大会に参加するのはハードルが高い。実体験としても、会社でeスポーツのことを堂々と言い難いといった風土は正直あります(笑) だからこそ、社会人が楽しめる場を作りたかった。

それに、社会人プレイヤーが学生、高齢者、障害者、地方と広がってきたeスポーツ産業に、さらなる好循環をもたらしてくれると思っています。実際に、JeSUや吉本興業、富士通、ヤマハミュージックジャパンといった企業からも早速歓迎のコメントをいただいています。

KONAMIの「プロ野球スピリッツA」
(c) Konami Digital Entertainment/(c) B2eLEAGUE

コロナ下で広がったオンラインイベントの盛り上がりは業界にとって凄くありがたく、今後も続いてほしいと強く願っていますが、一方で、eスポーツ本来のライブエンターテインメントとしての魅力、空間を共有する醍醐味とのジレンマのようなものがありました。オンラインだから実現できることも大いにありますが、リアルイベントの熱量や記憶に残る共有体験はやはりあらためて大事なことだと気付きました。

社会全体と同様に、あるいはそれ以上に、ハイブリッドやオフライン開催にどう戻していくかを真剣に考えていかなければなりません。やっぱりeスポーツはリアルがいいね、とも思ってもらえる一年になるように、仲間とともに頑張りたいと思います。

新リーグ「B2eLEAGUE」に共に取り組んでくださる企業や団体、個人の方も募集しています。近日中に公式サイトでエントリー受付も開始します。一緒にゲーム・ワーク・バランスで、eスポーツを楽しみましょう。

「B2eLEAGUE」総合プロデューサーを務める、NTTe-Sports代表取締役副社長の影澤潤一氏
影澤潤一◎NTTe-Sports 代表取締役副社長。2004年にNTT東日本入社、サービス開発やネットワーク運用に従事する傍ら、20年以上「かげっち」の名で格闘ゲームを中心としたイベントの企画などを手掛けてきた実績を買われ、eスポーツ事業立ち上げのプロジェクトリーダーに就任。2020年1月、NTTe-Sports設立と同時に現職。B2eLEAGUE 総合プロデューサーも務める。

編集=宇藤智子

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