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スパークが事業を始めたのは、メリーランド州ボルチモアで「スパーク・ボルチモア」を発表した2016年のことだ。ダウンタウンの中心にあるスパーク・ボルチモアは、いまや150社あまりの企業と500人を超える会員を支えており、強固なコミュニティ環境を形づくっている。

スパークを、他の数多のコワーキング企業と比べた時の顕著な違いは、スパークが自社のスペースをコントロールしている点だ。同社によれば、そうすることで、借り手に対して「成長するための手段」を提供できるという。実際に、大幅に成長するケースもある。スパーク・ボルチモアの初期のとある借り手は、2016年に1オフィスからスタートし、続く5年で従業員数150人にまで成長し、フロアを丸ごと占めるようになった。

スパーク・コワーキングのディレクターを務めるシャーヴォン・チェリー(Shervonne Cherry)は、次のように述べる。「新興の小規模企業に対するスパークのサポートは、単なるコワーキング・スペースの提供にとどまりません。ボルチモアの起業家たちが、前例のない困難にも負けずに生き残り、成功できるように力を注いでいます」

育児とビジネス


それ以外にも、市場に存在する独特のニッチを狙う戦略をとる、さまざまなコワーキングモデルが、米国の起業界の関心を集めている。

そのうちの1社が、ボルチモアを拠点とするザ・キューブ・コワーク(The Cube Cowork)だ。同社のミッションは、育児と事業運営の両方をごく普通にこなせる世界をつくることにある。

黒人女性が経営する会社としては米国最大のコワーキング・スペース企業である同社は、ベビーシッターサービスを提供しており、家族、ビジネス、キャリアのバランスをとりたい女性たちを支援することを売りにしている。

この市場で、ごく狭いニッチを狙おうとしているもうひとつの会社が、テックアーティスタ(Techartista)だ。セントルイス全域に広がる多様なコワーキング・スペースのエコシステムを擁する同社は、クリエイティブ職や非営利組織の職員を対象に、戦略的に配置されたロケーションを提供している。

たとえば、ゲートウェイアーチに近いダウンタウンや、ワシントン大学と提携した「ユーシティ(UCity)」と呼ばれるロケーションがあるほか、グローブ地区には、教会だった建物を改造したアーティスト専用の施設もある。

コワーキング・スペースのなかには、リストラや身売りに踏み切ったり、資金援助を求めざるを得なくなったりしているところがある。しかし、多くは拠点都市の外にあるこれらの新たなプラットフォームは、成長を続けており、いっそう大きな成功の可能性を会員たちに提供しているようだ。

翻訳=梅田智世/ガリレオ

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