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米国人が今年購入した銃の数は、11月までで1800万丁以上に及び、2021年は過去20年間で2番目に銃の売れ行きが好調な年になったとのデータが開示された。

コンサルティング会社のSAAF (Small Arms Analytics and Forecasting)社が12月1日に発表したデータによると、11月に米国で販売された銃器の数は約170万丁で、月ごとの販売数としては、2020年11月(210万丁)と2016年11月(180万丁)に次ぐ3番目の数字を記録した。

さらに、年間では今年はすでに1800万丁を超えており、2020年に記録した2280万丁をやや下回るが、2016年の1670万丁を上回る史上2番目の年になる見通しとされている。

全米射撃協会(National Shooting Sports Foundation)も同様の試算を発表し、2021年の11月までの販売数が1672万2000丁で、2020年以外のすべての年を上回ったと述べていた。

SAAFのチーフエコノミストのユルゲン・ブラウアーは声明の中で、2021年の米国の銃の販売数のトータルが、12月の数字を加えると2000万丁に達する可能性があると述べた。

銃の購入数は、2020年の初頭から急増し、1年以上にわたって比較的高い水準で推移した。専門家は、政治をめぐる状況や全米に吹き荒れた抗議活動、パンデミックなどの複数の要因が重なり、人々の銃への関心が高まったと考えている。

銃の売上の増加は、銃による死亡者数の急増と一致している。米国での銃による暴力事件を集計するサイトの「Gun Violence Archive」によると、今年はこれまでに1万9000人近くが銃の暴力(殺人や不慮の事故を含むが自殺は除外している)で亡くなっている。この数字は、2019年には約1万5500人だったが、2020年には1万9400人以上に跳ね上がっていた。

編集=上田裕資

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