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あなたが最近交わした「契約」は何だろうか。

何カ月か前のスマートフォンの新規契約?それとも1年前にしたマンションの賃貸契約?

もし今朝、コンビニで買い物をしたのなら、それが最も直近の契約。モノを買い、代金を支払う売買契約だ。

日常生活の至るところに「契約」はある。弁護士のキャリアをもつContractS(コントラクツ)の代表取締役CEO笹原健太は「契約は、人々の暮らしにおいて絶対必要なもの。そして契約は世界中のネットワークを介して進化していくインターネットのようなもの」という。

インターネットは多くの技術に支えられ進化している。速さも容量もアップデートすることで、動画配信サービスやバーチャルオフィスなど新たなビジネスが生まれ、それらが他のサービスとも繋がり、よりよい顧客体験を提供している。

それと同じように「契約」に関わる膨大なプロセスや情報を、テクノロジーの活用で最適化したり、様々なサービスと繋げたりすることができれば、社会的な影響は計り知れない。

笹原は「契約は“点”ではなく“線”だ」という。ContractSが提供しようとしているのは、紙の契約書を電子化するポイントソリューションではなく、契約全体のプロセスを線として捉えて、迅速に情報が流れて進んでいく新しい契約プラットフォームシステムだ。それは省力化、省コスト化のためのDXに留まらない、新たな“社会インフラ”の創造でもある。

コロナ禍で脱ハンコが話題になり、電子締結や契約書管理など日本でもリーガルテックへの参入企業は増えている。しかし、それらの多くは契約における流れの一部分を改善するソリューションに過ぎない。

笹原は、その先にある契約の未来を見ている。その未来とは一体どういうものかを探っていく。

スピーディな権利の実現が、イノベーションを後押しする


起業前、笹原は弁護士として多くの民事裁判に関わった。そのなかで彼は「紛争裁判が起こる理由は極めてシンプルで、契約で定められた権利が実現されないからだ」と実感したと言う。

ここで契約締結によって発生する権利について、少しだけ触れておこう。

例えば新しいPCをオンラインで購入した場合。お金を払ったあなたには「PCを受け取る権利」が発生する。店舗側がPCを発送しなければ、あなたの権利は実現されず、場合によっては「訴える」ことになる。笹原が過去に見てきた紛争裁判は、こうした「権利が実現されない」ケースばかりだったという。

それに加えて権利が実現されるタイミングも重要だ。これについて笹原は住宅購入を例に挙げた。家を買う際には、販売・住宅ローン・登記という3つの契約手続きが必要になる。一般的に買い手が購入の意思表示をしてから実際に入居できるまで、2〜3カ月程度はかかってしまうのが現状だ。

「もしこの手続きが、ローン審査の自動化、登記や売買契約のオンライン化などにより3日で完了すれば、買い手はもちろん売主や仲介業者など関係者全員に大きなメリットが生まれます。

売主や仲介業者は入金が早ければその分、新たな投資や事業拡大などビジネスチャンスがあるし、買い手もすぐに新居で自分の理想の暮らしを始められる」

他にもスピーディに実現された方がいい権利は多い。コロナ禍での給付金もそうだ。経営者にとって入金のタイミングは事業継続を左右するが、実際には役所での確認作業や事務処理により、要件を満たしているかの審査に時間がかかり、給付が大幅に遅れるケースも散見された。

「履行の要件確認は人力に頼っているケースがほとんど。給付金や保険金の申請が入金まで時間がかかるのは、要件審査が人力だからです。契約の自動化システムが実現できれば、先ほど例に挙げた住宅購入における手続きを、数カ月から数日に短縮することも不可能ではありません。

要件充足の判断をシステム化し、契約履行の自動化を実現することで、権利が“自然と”実現される未来をつくり、社会の発展やイノベーションに貢献できる」

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契約履行の自動化を実現するために、CLM(契約ライフサイクルマネジメント)が必須


ContractSは、契約準備から締結、その後の管理までもワンプラットフォームで最適化するCLM(契約ライフサイクルマネジメント)システム、「ContractS CLM」をクラウドサービスとして提供している。

一般的な組織における契約業務の課題は、笹原曰く「契約を点として捉えているために、履行と線で結びついていない」こと。

契約書は、いくつかの部署のチェックを経ながらバトンパスされていく。自分のやるべきことは理解していても、次の行程とどう関係しているのか、どの情報が揃えば、次にバトンパスできるのか。場合によっては、次に誰に渡すべきかさえ理解できていないケースも多い。

「ContractS CLM」は複雑な契約業務を、ベルトコンベアのように適切なゴールに向けてシームレスに辿り着く構想を描いている。

テンプレートによる契約書作成、各人におけるタスクと期限の一覧、社外とのやりとりを契約書に紐づけて一元管理できる編集ルームなどを活用し、適切なタイミングで必要な承認を得ながら契約締結、そしてその後の保管・管理までクラウド上で完結させることができる。

さらに各工程の作業を効率化したり、各社の事情に合わせてカスタマイズしたりできるよう、電子締結やAIによる契約内容レビューなど他社製品との連携も可能。契約全体のプロセス構築と一元管理を実現する契約プラットフォームとして、大企業からベンチャー企業まで、様々な規模・業界で活用されている。

CLMによって契約業務が最適化された先に、笹原が次のステージとして構想するのが、テクノロジーを用いた「契約履行の自動化」だ。

納品や支払いを実行してよいか、契約に定められている要件を満たしているかをシステムで審査する。ContractSでは、あらかじめ設定した要件を満たした場合に、自動で履行指示を出す「契約の自動化システム」の開発を構想中。決済システムなど既存の基幹システムとデータを連携しながら、契約情報に基づいた処理を実現する未来を見据えている。

前人未到の契約課題の解決に挑戦する


権利がよりスムーズに実現されるようになることは、インターネットの進化やブロックチェーン技術の発展と同様に、大きな社会的インパクトを秘めている。笹原は「その影響は企業活動だけではない、市民生活においても変革は起こりうる」と強調する。

「例えば契約の自動化システムは、行政手続きにも応用が可能です。要件審査の自動化によって、ビザや住民票変更などのあらゆる申請手続きが楽にかつ速くなるでしょう。行政側にとっては作業コストや業務の負担を抑えられます。理想的な行政サービス、よりよい市民生活を最適に実現できるようになります」

笹原のビジョンは、CLMシステムの開発にとどまらず、誰も足を踏み入れたことのない“契約履行の自動化”という領域へ足を踏み入れようとしている。

「自分たちのプロダクトを、手離れよく顧客に使ってもらうことがゴールではありません。顧客以上に契約全体を理解し、価値観の異なる、なかには利害関係が相反する部署の意見もすべてまとめあげ、最適な契約プロセスを提案していくことが私たちのミッション。

ContractSには、顧客課題と契約課題の本質に真摯に向かい合い、ソリューションを開発していこうと本気で思っている仲間がたくさんいます。企業にとって最適な契約プロセスを作り上げていく覚悟とマインドでプロダクト開発に取り組めば、この困難な挑戦も不可能ではないと思っています」

困難であればあるほど、それを乗り越えることでContractSの強みになり、競争優位性にもなり得ると笹原は言い切る。

CLMプロダクトは、これからも次々と誕生するだろう。しかし、世に数多あるサービスをどのように組み合わせて、企業にとって最適なプロセスを構築するかは“ヒト”次第だ。他社が真似し得ない志と契約の本質への向き合い方、顧客を深く理解した上での提案力こそが、ContractSの核心なのだ。 

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「未来の取引」の誕生、その先にある多くの笑顔


契約履行の自動化によって、契約には手間も時間もかかって当然だと思われていた概念が覆る。この契約のイノベーションによって、フィンテックやインターネットの登場にも匹敵する「未来の取引」の誕生を我々はこれから目にするだろう。

テクノロジーの発展により「契約」についても大きな進展を望める時代になった。技術的発展が世の中に広まることで、新しい社会文化を形成してきた歴史もある。

人々がより豊かで理想の生活を営むために、何百年と変わってこなかった「契約」の常識が変わり、経済活動や市民生活がさらに便利に変わっていく可能性がある。

私たちが日々の生活を営む上で無数に存在している契約取引。それぞれの取引がもっと分かりやすくスピーディに実現されれば、企業も個人も、人生のうちで今よりももっと多くの時間を夢や目標へのチャレンジに充てられる。そんな豊かな日々を過ごせたら、人や社会はどのように発展していくのだろうか。

「未来の取引」のその先にある多くの笑顔が、笹原にはきっと見えているに違いない。その光景こそが、誰も踏みしめていない道へ踏み出す原動力になっているのだ。

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