挑戦する人と挑戦する企業をつなぐ、Forbes JAPAN 初の採用ブランディング

ネットで注文した商品が翌日に届くのは、当たり前の世の中になった。
しかし、それが「わずか30分」で届くとしたら利便性は段違いだ。

未知なる世界を現実に変えようとしているのは、フィンランド発スタートアップのWolt。

23カ国200都市以上でフードデリバリーサービスを展開している同社は、日本において東京や広島などの21都道府県36エリアに進出。2021年にはTVCMを含む大規模なブランドキャンペーンも実施し、期待値とともに存在感も高まり続けている。

そのWoltが今、既存事業で培った高度なテクノロジーを武器に強化を進めているのが、「Qコマース(クイックコマース)」だ。

Qコマースとは、近年ヨーロッパから広がりつつあるECの一種。食料品や日用品などを注文から30分以内に配達する即時配達サービスを指す。さらに、デリバリー各社が展開を進めているのが配送専用の物流施設、ダークストアだ。アプリを通じて蓄積したデータからエリアのニーズを分析。それを元に商品を揃え、低価格で提供するのが即時配達市場の新たなトレンドとなっている。

同社が運営するダークストア『Wolt Market』の日本での展開を担うのは、Wolt Japan一号社員の福井優貴。国内初の拠点である広島でローカルリードを担うなど、初期フェーズで重要な役割を果たしてきた。

Wolt Japanの短くも凝縮された歴史を知る福井は、どのようにWoltに出会い、そして今どんな未来を描いているのだろうか。

アバクロの服を着て、電車の中で英語の本を読んでいたら人生が変わった


「あの電車に乗っていなかったら、今この仕事はしていなかったはずです」

その言葉通り、福井のキャリアは耳を疑うような偶然からスタートしている。

大学を卒業し、カナダ留学から帰国した福井は「外資系企業で英語を使った仕事がしたい」と漠然と考えていた。その想いを見透かすかのように、ある人物が不意に電車内で福井に声をかけた。

「アバクロで店舗マネージャーをやってみないか?」

アパレルブランド「Abercrombie&Fitch」の元スタッフと名乗るその人物は、知人のマネージャーに福井を紹介したいと言ったのだ。「一体なぜ自分が......? 」理由を知るのに時間はかからなかった。

「そのとき僕は、たまたまアバクロの服を着て英語の本を読んでいました。そして自分に声をかけたその人は、アバクロに興味があって、かつ英語ができるマネージャー候補を探していたんです(笑)。本当に偶然の出会いでした。マネジメントの仕事にはもともと興味があったので、このチャンスに賭けて挑戦することに決めました」

運命が導くままにアパレル業界へ足を踏み入れた福井は、外資系アパレルを合計3社経験する。一時期は誰もが知る大手スポーツブランドにも在籍した。しかし福井が最もやりがいを感じたのは、会社名に頼らずにビジネスを大きくしていくスタートアップでの仕事だったという。

「ゼロイチの経験をもっと積みたい。それなら、今一番伸びている業界に移るのが得策では──?」

フットワークの軽さは、生来のものなのだろう。31歳のときにアパレル業界からIT業界へと軸足を移し、Uber Japanに入社。アパレル業界でのストアマネジメントの経験を活かし、配達パートナーが登録に訪れるパートナーセンターのマネジメントを担当した。

「IT業界には個人でパフォーマンスを出す人は多いけれど、人を動かして結果を出す経験がある人は意外に少なかった。アパレル業界で磨いてきたピープルマネジメントのスキルがあれば、IT業界にも自分の生きる道があると感じました」

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そして2019年の夏、福井のもとにWoltからのオファーが届く。ポジションはWolt Japanの“一号社員”。これから日本での事業を始めるフェーズだと聞き、福井は強烈な魅力を感じた。

「Uber Japan時代にフードデリバリーの立ち上げに関わったメンバーの話を聞いて、自分も外資系スタートアップの初期メンバーになりたい、そのフェーズでしか得られない経験がしたいと思っていたんです。

外資系企業の面接では『自分の会社は素晴らしい。あなたも参加するべき』といった、日本人にとって少々威圧的に感じてしまう場面が多い。その中で、面接をしてくれたフィンランドのメンバーは、すごく謙虚で正直な人ばかりでした。

一方通行ではない相互コミュニケーションが取れていると感じ、『こういう人たちと働けば人間的に成長できるかもしれない』と思えたのが入社の決め手です」

Woltの最重要マーケット、日本を開拓する醍醐味


Wolt Japanの一号社員として、福井はどんな仕事をしてきたのだろうか?

「Wolt Japanで最初に採用された社員は、自分を含めてわずか2名。全てが手探りの状態で、もう1人の一号社員と一緒に必要なことは自分たちで何でもやりました。最初の広島拠点でのサービス開始に向けて、サポートチームの立ち上げから採用、レストランのパートナーを紹介いただくための行政や地元企業との交渉まで。悪天候の影響で配達パートナーが足りない日には、自分たちで配達に行くこともありました」

ローンチ直前に発生した新型コロナウイルスによるパンデミックの影響で、フィンランドのメンバーが急遽帰国するという試練もあった。しかし、本社がローカルチームを信じて柔軟に対応してくれたおかげで、無事に日本でのサービス開始に至ったという。

数多くのチャレンジに立ち向かい、困難を乗り越えてきた福井は今、冒頭で紹介したQコマース領域の新規事業『Wolt Market』に全力を注いでいる。

「フードデリバリーの立ち上げ時よりも、さらに何でもやっています。まずはグローバルのWolt Marketチームとコミュニケーションを取り、今後の展開プランを作成。そのあとは拠点探しに始まり、契約から店舗立ち上げに必要となる各業者とのやり取り、販売商品を選定するために卸業者やメーカーとのやり取りなどに奔走してきました」

国内初のWolt Marketのオープン予定地は札幌。サービス開始後、配達エリアに住むユーザーは、アプリで注文した商品を30分以内に受け取れるようになる。

Wolt Marketは、福井にとってフードデリバリーに次ぐ2度目のゼロイチの挑戦だ。

「フードデリバリーは海外の都市で運用実績がありました。『Wolt Market』は2020年の2月にフィンランドでテスト運用がスタートしたばかり。2021年11月現在、世界3カ国に12拠点しかありません。グローバルでも手探りのビジネスなので、『これこそ本当のゼロイチ』だと醍醐味を感じています」

そんな福井たちに、フィンランド本社は熱い期待を寄せている。なぜなら、日本はグローバルで最もビジネス規模が大きくなると見込まれている、最重要マーケットのひとつだからだ。その期待に応えていこうと、福井は誰も通ったことのない道を全力で切り開こうとしている。「同じ外資系でも、本社が置かれている国によってローカルへの態度は大きく異なる」と福井は説明する。

「Woltにとって日本は、グローバルで最もビジネス規模が大きくなると見込まれている最重要マーケットのひとつなんです。

だからこそ、ローカルに権限がある強い決裁権もある。これはWoltが持つ重要なカルチャーのひとつであり、これからも守り続ける大事な社員たちとの約束です」

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「謙虚さ」こそが、ビジネスのエンジンになる


会社としてのゼロイチのフェーズは過ぎたが、このタイミングで入社すれば「Wolt Market」の立ち上げに携われる。

「自分の入社時と同じぐらい面白い経験ができるはず」と、福井は太鼓判を押す。

「もしかすると入社試験のプロセスの多さに戸惑うかもしれませんが、それは人を中身で判断する会社だから。現在の会社やポジションでチャンスを得られていない方にも、ぜひ挑戦していただきたいです。誰にでも日の当たる場所はあるはず。それがWoltだったらいいなと思います」

入社時はメンバーの謙虚な姿勢に惹かれたと話した福井。その印象が裏切られることはなかった。

「Woltの謙虚さはビジネスのやり方にも現れています。例えば、本社とローカルの関係性。本社はローカルに対してきちんと聞く耳を持っています。

また、パートナーやユーザーとの関係性も極めて対等です。Woltはパートナーやユーザーの声を聞いて地道に改善を行ってきたからこそ、急成長を遂げられたのだと思います」

そもそもビジネスは、人と人とのつながりで成り立つもの。「自分たちのやることに賛同してもらわなければ、どんなビジネスも始まらない。だからこそ謙虚な姿勢はとても大切だ」と、福井は強調する。

「ただ『謙虚』と『弱気』は異なります。スピード感を持って都市を展開していくときは、もちろん大胆な決断も必要です。

自分が思う『謙虚さ』とは、何かうまくいかなかったときに意固地になるのではなく、間違いを認めて次につなげていくポジティブなマインドセットのこと。Woltのような謙虚な会社がどこまで成長できるのか、個人的にも楽しみですね」

世界を変えるのは強烈なリーダーシップだけではない。関わる全ての人と対等な関係性を築いていく、そんな謙虚なパーソナリティが切り開くビジネスの可能性を、Woltはきっと証明するのだろう。

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