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1億5000万人のフォロワー


投資家らは、新会社の価値算定に当たって、トランプの巨大なフォロワー数を見込んでいるようだ。トランプは、1月6日に発生した暴動を受けてフェイスブックやインスタグラム、ツイッターから追放されたが、それまでに1億5000万人のフォロワーを獲得しており、投資家向け説明資料の中でも自慢している。

ニュースメディア「Politico」と「モーニング・コンサルト」が先月共同で実施したアンケート調査では、有権者の37%がトランプのSNSを「頻繁に」、もしくは「ある程度」利用すると回答していた。

まだ機能するプロダクトがなく、資金調達の実績がない企業にとって、これらの数字は大きな意味を持つ。ツイッターの企業価値は400億ドルで、同社は1日当たり2億1100万人のユーザーに広告を表示している。つまり、投資家は、広告を表示するユーザー1人当たりの価値を189ドルと見積もっていることになる。トランプのツイッターフォロワー数である8900万人の3分の1が彼のSNSを日常的に利用するようになると仮定し、ツイッターの指標をそのまま当てはめると、トランプ・メディアの価値は56億ドルになる。

トランプがより多くのフォロワーをトランプ・メディアのユーザーにすることができれば、当然ながら新ビジネスの価値はさらに大きくなる。例えば、フォロワーの50%が日常的な利用者になれば、バリュエーションは84億ドルになる。証券会社Rosenblatt Securitiesの株式アナリストでツイッターやフォックス・コーポレーションをカバーしているMark Zgutowiczは、「90億ドルから100億ドルは容易に達するだろう」と話した。

トランプ・メディアは、まず機能するプロダクトを開発する必要がある。同社は先月、ツイッターに酷似したSNSの「トゥルース・ソーシャル(Truth Social)」の計画を公表したが、その直後に初期バージョンと思われるサイトの“donaldjtrump”というアカウントページには、排便する豚の動画が投稿されるなどのいたずらが続出した。その後、サイトは非公開化された。

編集=上田裕資

ドナルド・トランプ

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