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谷本:AMIAYAさんにも伺ってみたいのですが、いかがでしょうか?

AMI:白い世界観で、クリアな印象を強く持ちました。コロナ禍の濁った日々から一転して、これからの未来に希望が湧いてくるような明るい気持ちになりました。

KiNG:すごく嬉しいです!


Photography Kazunari Tani(joylous_Tokyo)

AYA:ミラーになっていたり、反射したりと、見る角度によって色々な世界観を楽しめるのも発見でした。

AMI:貝を使った素材使いが素敵です。大きな貝を使う事で、時の流れや歴史や時間軸といったKiNGさんの思想を表現したコンセプトを感じました。

谷本:AMIAYAさんは、言葉を持ったお二人ですね。

KiNG:そうなんですよ。メディアでは、なかなかお話される機会がないと思うのですが、プライベートで話していると、愛がある言葉をお持ちですごく素敵。皆様にも知っていただきたくて、今日はお呼びしました。

谷本:貝のモチーフが印象的ですが、意識的に使われたのでしょうか?


Photography Kazunari Tani(joylous_Tokyo)

KiNG:そうですね。貝は軟体動物で、寿命は数か月から数十年しかないにもかかわらず、自らの身体を守るための構造を持っています。貝殻は数千年から数万年持つものが多く、それらが生み出す美しさを、かねがね不思議だと思っていました。そのリジェネラティブ(regenerative)な感じだったり、移動型の家が、このように美しさを放ち続けている。

一方、ガラスや鏡は、砂と鉛の錬金術で作られていて、砂にも貝殻が含まれています。そういう意味でも人間にとって、貝という軟体動物の存在は大きいなと考えながら、作品を作りました。実は、祖父母が銭湯を営んでおりまして、天井の高い家の半分以上が鏡と螺旋細工のタイル貼りで施されていました。私自身、ある意味幻想的ともいえる空間の中で生活をしていたので、幼い頃のノスタルジーもあるのかも知れません。

谷本:今、リジェネラティブという言葉を伺いました。なかなか聞き慣れない言葉ですが、どのような意味で捉えていらっしゃいますか?

KiNG:サステナブルの「先」にあることとして捉えています。リジェネラティブは、もう少し継続しつつも循環していく、といった意味で、この言葉を使いました。“思考が循環させられる、自分の内的部分と向き合いながら発展させていく”。そんな思いを持っています。

文=中村麻美

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