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(c) Bolt

配車サービスとマイクロモビリティ事業を手がけるエストニア企業「Bolt(ボルト)」が8月2日、6億ユーロ(約778億円)の資金調達の実施をアナウンスした。同社の評価額は40億ユーロを突破した。

今回のラウンドは、セコイア・キャピタルが主導し、新規でTekneやGhisalloらが参加した。さらに、既存出資元のG Squared、D1 Capital、Nayaなども参加した。

Boltは、アジアで人気の「スーパーアプリ」と呼ばれるコンセプトを欧州のモビリティやデリバリー市場に持ち込もうとしている。

同社のサービスは、配車からeスクーター(電動キックボード)や自転車のレンタル、カーシェア、フードデリバリーまで多岐にわたり、最近では欧州で急成長中の「15分以内のフードデリバリー」に参入し、Bolt Marketを10カ国で開始する予定だ。

今回の多額の資本注入は、これらのサービスの欧州とアフリカ市場での拡大を加速するために用いられる。

BoltのCEOのマーカス・ビリッグは、「当社の使命は、都市部での移動を安価で持続可能なものにすることだ。人々が交通渋滞や公害の原因となる自動車の購入を強制されず、必要なときにオンデマンドの移動手段を利用できる世界を目指していく」と述べた。

同社のサービスの利用者数は世界で7500万人に達しているという。

Boltが事業を展開しているすべての分野で競争は激化しており、特に15分以内のフードデリバリー分野では昨年、欧州の主要都市で複数の企業が登場し、シェアを奪い合っている。また、Deliverooのような伝統的なフードデリバリー業界も依然として競争が激しく、配車サービス分野でBoltは、ウーバーと市場を争っている。

セコイアのパートナーであるアンドリュー・リードは、「Boltは世界の多くの地域で都市交通を再定義している。創業者のマーカスは、欧州とアフリカにまたがる事業を築き、顧客のニーズを満たすだけでなく、独自のカルチャーを打ち出し、サステナブルな世界を実現しようとしている」と述べた。

編集=上田裕資

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