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多様性を受け入れ、あらゆる人との共生社会を目指すにあたって、たとえば障がいのある人と接する機会がなく、出会った時にどうしていいかわからないという悩みをよく聞く。パラスポーツも知ってはいるけれど見たことがないという人が大多数なのではないだろうか。

「我々もパラスポーツに関わるまで、恥ずかしながら見たことはありませんでした。でも、同僚にパラアスリートがいたり、パラスポーツに技術提供したりするうちに、見てみたいという思いが高まってきました。

パラアスリートたちが必ず言うのは、とにかく見てみて欲しいということ。見に行くと、すごく面白くて、今度は他の人にも見てもらいたくなる。一緒に応援して、楽しみたくなる。意識、価値観の変化により、行動も自然と変わり、続いていくものだと思います」

そして、得られることも数え切れないほど広がっていくと山田氏は言う。

「何かを始めるとき、つい、できないこと、できない理由を考えがちですが、パラアスリートは“この状況で何ができるか”を常に考えている。そんな諦めない彼らから、どうしたら前に進めるかを考える発想力のようなものを学ばせてもらいました。

チャンスはいろんなところに転がっているんだと思います。我々は2020年にブランドタグラインとして“Solutions for your journey”を掲げました。社会の困りごとにソリューションを提供し、新たな価値を共創するという意味ですが、社会への貢献は、自分たちへの大きなメリットにもなって返ってくるのだと実感する日々です」


ブリヂストン コーポレートコミュニケーション統括部門長(インタビュー当時)の山田氏

文=定家励子(パラサポWEB) 写真=四十物義輝 編集=高木真佑子(パラサポWEB)、宇藤智子 企画協力=日本財団パラリンピックサポートセンター

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