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京都市在住のフリーランスライター兼編集者


──最後にアートとビジネスの関係を聞かせてください。朝谷さんは、アートはビジネスにも効果的な役割があるとおっしゃっていますね。例えば「ビジネスアイデアのインスピレーション」「組織のミッションやビジョンの可視化」「社会へのメッセージ」など。

アートは、表面的に描かれているものだけではなくて、「アートが意味するもの」がいちばん重要な価値だと思うんです。

最近は特に、アメリカの経営者や創業者はどういう思想をもっているか、どういう信条なのか、表明することを求められている。しかも、よく言われることですが、「私はレイシストではない」と言うだけでは足りなくて、アンチレイシストでなければいけない、という社会通念がある。「〇〇に抗議します」「〇〇を支持します」というように、きちんと表明しなければいけないんです。

そういう状況下において、アートを買うこと、飾ることにより、自己の信念、信条、思想を暗に表明することができます。Curinaがそのような自己表現の最初の一歩になると、本当に嬉しいです。

「視界が広がった」──Curina利用者コメント



Nadya Okamoto (Forbes「30 UNDER 30」にも選出されたフェミニズム活動家)
私にとって、アートとは「境界線のない自己表現」。若い世代の人たちにとっては、アートの価値とは、そのアート作品が伝えようとしているメッセージ性やデザイン性によって決まる。

Jeannette Paulino
初めて自分の手が届く価格で自分の部屋に現代アート作品を飾ることができ、視界が広がったと思う。ローカルのアーティストをサポートし、アートのコレクションを始めるきっかけにもなったが、それだけでなく、アートをもっと理解するきっかけを得ることができた。

Bill Strickland (サイクリング雑誌の編集長)
アートは「自らの存在表現」だと思う。アートをつくることに意味や理由はない。ただ、「つくりたい」という自分の欲求だけがアーティストにアートをつくり続けさせていて、人間がどういう存在なのかということを表していると思う。


あさたに・みお◎Curina代表取締役社長。幼少期を英国と米国で過ごし、東京大学法学部を卒業。コンサルティングファーム勤務を経て、コロンビア大学MBAを2019年に取得。NY在学中に兼ねてより趣味で嗜んでいた芸術鑑賞に時間を割くようになり、若手アーティストの経済的な苦悩や、アートに興味のある若年層の声に触れることが増え、2019年10月に「Curina」を起業。

インタビュー・構成=堀 香織

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