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3. 新鮮な気持ちになりつつ、大き過ぎない変化を持てる


今の仕事が好きでも、横滑りにより得られる変化は好ましいものかもしれない。異なる企業で同じ役割に就けば、たとえ業務や職責が似ていても新たな文化を経験し、新しい人と交流し、システムやプロセスを変えることができる。同じ会社で横方向に動く場合でも、部署の文化や毎日一緒に働くチームの同僚、日々の活動は変化する。どちらの場合も変わらない側面があるため、変化は生じるものの対処できないほどではない。

一方、横滑りによるデメリットには次のようなものがある。

1. 報酬が変わらないため、変化のリスクをカバーできない


仕事や勤務場所など一部しか変わらない場合もリスクが伴う。会社を変える場合は、対人関係や信頼関係、実績を一から作り上げる必要がある。部署を変えるだけでも、こうした要素の再構築が一部必要だ。

移行が円滑にできなければ、臓器移植が失敗したときのようにあなたが新たな役割を拒否するか、新たな役割から拒否されるだろう。同じ給与や役職で横方向に動く場合、そのリスクには何らかの報酬が伴わない。

2. 既に今の環境が気に入っている場合、その変化は必要ない


横滑りのメリットの一つは異なる部署や企業を体験できることだが、あなたはそれに興味がないかもしれない。あなたの役割が他の職務とそれほど交わらない場合、横滑りはメリットにならないかもしれない。営業部門の人が管理職ではなく営業担当者として働き続けたい場合、その分野で出世する上で、マーケティングや財務などの他の分野で実際に働く必要はない。

3. 専門知識や実績の構築が中断される


異動の代償には、うまく移行できない場合のリスクに加え、現在の分野における専門性向上が中断されることがある。

キャリアを通して一つの役割や同じような役割に焦点を当てれば専門性を育てることができる。時間をかけて、市場の浮き沈みや成長期、転換期の中で実績を構築できるのだ。

横滑りに意味があるかどうかは、キャリアの目標や自分に用意されている機会、タイミングによって決まる。

横滑りにはメリットもデメリットもあるため、正しい答えはない。考慮すべき重要要素はキャリアの目標と、横滑りが目標達成の役に立つか、それとも障壁となるかだ。今自分に与えられている機会を考慮し、横滑りを他の選択肢と比べることも必要だ。

最後に、人生のある地点での理想的なキャリアの選択は、その時点の状況によってそれほどメリットがなかったり、リスクが大き過ぎたり、あるいは全く必要でさえないかもしれない。そのためタイミングも考慮すべきだ。特定のタイミングや選択肢、目標を横滑りの可能性と合わせて考えて決断しよう。

翻訳・編集=出田静

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