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──クラフトとアート、また、機能的な茶碗と芸術的な焼き物の違いをどう捉えていますか。

クラフトは用途ある形の中での技術表現で、アートは開放的な自己表現。

機能的な茶碗とは、使用される環境を意識したもの。芸術的な焼き物とは制作者の自己を表現したものだと考えています。


installation view from I’m Home, Tea Bowl at KOSAKU KANECHIKA, 2017(c)Takuro Kuwata, Photo by Keizo Kioku

──ロエベの2020年秋冬コレクションには、桑田さんの陶芸作品をあしらったドレスやネックレス、バッグが登場しました。このコラボレーションのきっかけは?

ロエベとの仕事は、クリエイティブ ディレクターのジョナサン・アンダーソンから誘いがあったことが始まりです。

パリで打合せをした際に、ジョナサンが私とのコラボレーションへの思いを話してくれました。そこで話題にしたのが、1980年代のイッセイ・ミヤケと、イギリスを拠点に活動していた陶芸家、ルーシー・リーとのコラボレーションでした。

ジョナサンは、彼らのようなコラボレーションを今やる意味とは何なんだろうと考えていたようです。私には、普段通りに作品作りをして欲しいと言いました。

──ロエベとのコラボレーションのみならず、2018年には「トレーディングミュージアム・コム デ ギャルソン」でも作品を展示しました。桑田さんは、ファッションとアートの交わりをどのように捉えていますか?

ファッションとアートそれぞれのジャンルにとって、刺激になればよいことだと思います。

時代と共に互いに蓄積したものが、何かのタイミングで出会うことは、とても素晴らしいことだと思います。

──最後に、2021年に達成したいことを教えてください。これからの数年で達成したい目的はありますでしょうか。

今現在はやりたいことが沢山ありすぎて、具体的に達成したいことが見えていません。

2021年は目標をより明確にできるよう、ひとつひとつ身の回りを整え、良い作品を作る環境作りにも注力することができたらと思っています。

取材・文=ユリ・ユリーカ・ヤスダ 構成=守屋美佳

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